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カテゴリ:生活
珍しく3番目の兄が我が家に来た。この兄は、赤ちゃんの頃に小児麻痺に掛かり、足が悪くなり、苦労したのだが、私と二人で、父が創業した手袋の会社を継いだのだった。
大体は、私が生産の方を、兄は販売の方で、兄は悪い足を引きずって、世界中を回ったものだった。私は50歳で、その会社を退職したが、兄はその会社の会長となり、もうお互いに先はそれほど長くは無いのに、今も薄氷を踏む様な苦労している。 嬉しい良い話は、兄が赤ちゃんの時から、足で苦労したから、私が退職してから、足腰が悪い人の為のバッグ開発が成功し、結構な売り上げに成りつつある事だ。 今後はドンドンお年寄りが増えるし、そうなると誰も足腰が弱く成る。だから、杖と小さなバッグを兼ね備えた商品で、杖なら手を放すと、倒れるが、キャスター付きのバッグだから、倒れない。 その上、他人が見ても、杖とは思わず、バッグを押していると思われるので、特にお婆さんが良く買って呉れるそうだ。 そんな事で、利用者の助言がドンドン来る。それを元に次々と開発されて行くから、今では80点もあり、消費者が自分に最適なバッグを選べるそうだ。 この点で興味ある人は「スワニー」と入力すると、そのバッグの事が出るから、見て欲しい。かなりの売り上げになりつつある。 3時間ほど、色々な話を聞いたし、私のピアノも聞かせたが、私の立場は天国に居るようなものだと感謝した。恐らくポリオ後遺症もあるし、歳も3歳上なので、私よりは早く亡く成る確率も高いだろう。恐らく我が家に来るのは、今回が最後だろうと推測すると、何となくジーンとなったが、人生はかないものです。 その上76歳にもなって、今でも会社の事で、想像も出来ないぐらいの大きな沢山の難問題を抱え込んでおり、その解決に苦労している。 人生、成る様にしか成らないから、その時に考えられる最良の方法を選択し、1つ1つ対処するしか道はない。私は、先ず最初の最大の問題点だが、この様にすれば良いのでは、と助言した。 写真の下なので、写っていないが、兄が両手で持っているのが、そのバッグです。2つのバッグを両手で持って歩行を助けている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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