土佐一人新聞

　９月３日、やっと朝晩は涼しくなった。朝のピアノ練習を遣っていると、女房が「ウナギの餌のカンタロウを沢山捕まえたから、セットして！」と言う。

　カンタロウとはどんな漢字か知らないが、貫太郎と書くのだろうか？　高知弁であり、ミミズの大きいモノだ。見ると、３０ｃｍもの長い大きいカンタロウで無く、普通のミミズの２倍位のモノを４３匹捕まえたそうだ。

　其処で、納屋から昔作った仕掛けを取り出した。その中にカンタロウを沢山詰め、川の水に漬けて置くと、ウナギが入って、出られない仕掛けだ。

　間違い無くウナギが居る所を知っているが、其処は海に近くで、その水路に４軒の人家が有るから、生活排水が流れ込んでおり、もし捕まえても食べる気に成らないので、川の水溜りで、上流に人の居ない所４か所に、合計で５本セットした。

　これに入って呉れると嬉しいのだが、まあ１匹でも獲れる確率は２０％位だろうと思う。



　右の口にカンタロウを入れ、もしウナギが入ったら、左の口から取り出す装置です。バケツに入っているのがカンタロウです。要はミミズの大きいモノだ。



　砂防ダムの直ぐ下の水溜りです。左下の草の向こうにセットしたが、見えるでしょうか。


　
　これも別の砂防ダムの水溜まりです。



　山奥の水路です。これは真上から写真を撮りました。

　そして、谷の奥の水溜りに行く途中、近所の人に逢った。栗を拾っていたのだ。この人は趣味で栗を植えているのだが、毎日栗を取らないと、毎晩猪が食べるので、猪と競争して、収穫しているそうだ。

　そして、次の４日の朝、犬散歩で、ウナギの仕掛けを見に行った。５個全てが、空だった。後数日でカンタロウも腐ってしまうので、後数日だが、入って呉れる事を祈っている。