土佐一人新聞

　数日前、友人達と富山や岐阜や長野を旅行したが、その時合掌造りの郷で、珍しい実を拾った。

　私は四国の人間だから、こんな実を見るのは初めてだったので、道に落ちていたのを数個拾って持ち帰った。

　女房に見せると、不思議と知っていた。近所のお婆さんに見せたが、「栗？だけど一寸違うね。」と言って居た。「栃の実だ」と言うと、珍しそうに眺めていた。だから、この栃の実を植える積りだ。



　栗の様に見えるが、栃の実です。

　１７年前、６０歳の還暦記念で、子や孫達と、長野を旅行した時な、クルミを拾って、それを植えた。そしたら、大きく育ち、今では毎年沢山のクルミが採れる。

　９月になると、そのクルミも実って、毎日下に落ちる。だけど猪が毎晩出て、落ちた実を食べるから、猪と競争して拾っている。

猪は夜行性だから、朝探してもクルミは全部食べられて無いから、夕方クルミを拾って、バケツに入れて集めている。



　僅か１７年で、これだけの大きさに成った。



　１メーター近くもあるバケツだが、これだけクルミを集めた。