苺〈いちご〉の点滴
腎不全で闘病中の苺ですが、投薬や点滴の効果で、数値もだいぶよくなり、ステージ4には変わらないのですが、だいぶ元気になってきています。今日は、苺の点滴のようすをご紹介し、家庭内での飼い主による点滴についてお話したいと思います。以前は、動物の家庭内点滴は認められてないみたいなのであまり書かないで、といわれたのですが、転居して動物病院も変わってからは、今の先生は別にそういう指導はされず、家でやるための用具など全部売ってくれてますので一応大丈夫かと思います(;'∀')なにせ、毎日点滴となると、家計がもちません。一か月5万はかかりますからね💦 さて、まず用意するものですが、とにかく、手袋。人員は二人です。つまり、針をさして液を注入する人と、猫を抑えておく人。手袋は、抑えておく人用です。友人のゆきももこさんなどは、元看護士ということもあり、腕があるので一人で台所仕事をしながら、なんてワザもお茶の子ですが、全くの素人の場合、それは無理。猫は全力で抵抗するし、素人は慣れるまで猫を痛い目に遭わせますから(泣つまり、噛まれるわけです。苺は赤ん坊のときからうちで暮らし、わたしたちを親と認識してると思いますが、それでも身の危険を感じると、親だろうが飼い主だろうが、猫は噛みます。。犬と違い。しっかり抑えておく人が必要です。しかも手袋をして・・・〈噛まれて、下手するとぐっさりいって、 破傷風注射なんてことも ないとはいえません☛悪魔のゆめちゃん〉この手袋、長いほうは以前購入した、犬猫に噛まれても作業する、猫活用。片方はふつうの皮手袋です。点滴液を入れるシリンジと、針。点滴バッグ、消毒綿、針を猫の毛に留めつけるクリップ、あとティッシュ等も必要です。シリンジ、はじめはこの形ではなく、よく見る、上から点滴液をつるす形でしたが、それだと時間がかかり、とても猫がおとなしくしていられないので、病院でやる、このシリンジ注入を教えてもらってやるようになりました。針さえ刺して固定できれば、あっという間に注入して終わるので、猫も人も負担が少ないです。 消毒綿で各器具を毎回消毒したら、点滴液をバッグからシリンジに吸い取り注入します。点滴バッグは、冬場はストーブ前などで事前に温めておくほうが猫の痛みが軽減するようです。 こうした作業をするとき、バッグに刺す用の太い針にご注意を。とても大きくて鋭い針なので、指に刺してしまいます。 オヤジも一度、刺してしまいました(泣液の用意ができたら、いよいよ点滴です。まず、猫をテーブルに立たせ、一人がしっかり手を抑えておき、刺す人が、猫の背中の毛をほぐして、刺す場所を探ります。背中の肩甲骨の間あたりを指でつまんで三角の山を作り、その、皮と肉の間に刺します。簡単ではありません。毛をほぐしているうちにわからなくなり、左右にそれて、そこって脇の下の上だろ!みたいなところに刺してしまったことも多々。〈先生に聞くと、別にそう問題ではないと〉痛がってギャ!!ってなるときは、肉に刺しているのです💦皮と肉の間に、プツンと刺せたときは、そう痛がりません。この写真ではわかりづらいですが、うまく刺せたら、最小のクリップ2個で針の左右の緑の羽を毛に留め付けます。 その後、シリンジを押して液を注入します。2本のときは、シリンジを差し替えます。1分2分で済みますから、5分10分かかる従来の点滴よりは、早く済むので猫も人も助かります。でも、うまく刺せるようになるのに、うちは2か月はかかりました(;´Д`)その間、苺は何度、ギャー!!っと雄たけびを上げ、逃げようとしたことか。手袋してないと、飼い主でも本気噛みされます。最近やっとオヤジも熟練し、ここだ!というツボが刺せたときは苺も全然痛がりません。でも、やはり今でもときどき失敗するので、今、二日に一回になったのですがいつも点滴は苦労です。猫も、毎日針で刺されるのだから可哀そう〈泣そろそろか、って時間になると、下の部屋に逃げてるときもあります。でも、苺は比較的「痛い」と言う猫なのでつまり不調を訴える猫なので、点滴すれば楽になるのはわかっているのか、夕方など腎臓のあたりが痛いのかニャーニャー鳴く日は自分からテーブルに乗ってるときもあります。普通、猫は体の不調を飼い主に訴えません。痛いといわないで、ひとりで耐えて、治そうと静かにします。だから、うちみたいに猫いっぱいだとどうしても不調を見落としてしまいます。気づいたら手おくれで亡くす、ということを、何度やったでしょうか。苺の場合も、腎不全はすでにステージ4で人でいえば危篤状態なのですが、毎日点滴と、ラプロスという薬の効果で少し良くなってるように思います。2.4キロなかった体重が、今、3キロを超えてきました。でも、超えたら超えたで、食べるようになったからといってそれは腎臓に負担がいってることなので、腎臓の数値は悪くなります。((+_+))イタチごっこですね((+_+))今まで多分腎不全で亡くした子は、〈多分というのは、病名さえ定かでなく 死んだ子も多かったので〉毎日点滴なんかしてやれませんでした。経済的にも大変だからです。また、気づいたら手遅れだったから。あずきも、桃も、それで死なせたかも😢苺には、その子たちの分まで今できるだけのことをしてやりたいと思います。苺のことを案じてくださり、ご支援をいただいております。いつもご寄付くださるK.K様から1万円、山形の保護主・S.S様からはフードなど送ってくださいました。 また、里親様のM.E様からも、たくさんのフードと、ご寄付1万円をいただきました。〈すみません、ちょうど切らしていたときで、 すぐにバリバリ開けてどんどん使ってしまい、 画像がありません💦申し訳ありません!〉みなさま、本当に、本当に、ありがとうございます。苺、そしてほかの猫たち計11😸からも、こころから感謝申し上げます。さて、だいぶ元気になった苺のようすを最後にお見せしたいと思います。ストーブ前の接近よけの柵によっかかって寝てる苺。 隣は、草太です。 窓辺に桃太郎、 苺のそばに草太と花。 このときは、隣に桃太郎。 水入れの水を争って飲む、苺と草太。 もう一つとなりに水入れがあるのに、みんなあまりそっちは飲まない。この、猫のついてる水入れの水が好き(。・ω・。)ノ♡ そんなに大きい水入れではないので、二匹も顔を入れたらギュウギュウです。でも、どうしてもここで、今、飲みたいと('ω')ノホットカーペットの上で、ストーブの真ん前で眠る、寒がりの苺。チャンネル置きにあごを載せて寝ている。。 久しぶりに、窓辺に行ってそとを見ていました。前にいるのは、桃ちゃん。 オヤジ制作のキャットウオークに上ってた苺。ここに上るのは、猫でもちょっと体力がないと無理なのでかなり元気になったといえます。 上を見てるのは、このとき壁に、カメムシが這っていたから( ゚Д゚)ゆめにヤキを入れる苺❣❣うちに来て1年半になるゆめですが、今じゃすっかり偉そうにふるまってるのですがたまーに、苺が指導を入れます( ;∀;)ゆめが偉そうにしても、普段はそんなに本気に取らない苺ですがちょっと教えてやろう、ここのうちで誰がボスなのかと(-_-メ) ゆめちゃん「キャーーーー!!」 苺の顔は見えないけど、冷静に追い詰めてるのがわかる後ろ姿。パニック状態で絶叫のゆめに比べ、苺はウンもスンも言ってない。病を得ても、なお最強のボス、苺嬢(^O^)/苺、がんばろうね。 がんばろうね。