17歳で飼い主から引き離された、晴ちゃんの物語です。
先日、1月に亡くなった草太の一生を書き、やっと一段落、というところでこれまたやっと(;'∀')晴ちゃんの物語を書きたいと思います。晴ちゃん、この子です。 ほとんど黒の白黒で、手足が、昔でいう白足袋、尻尾は短く、右耳がつぶれていました。うちに来たのは、2022年9月23日。 これが来たばかりの写真。一旦、ケージに入れています。飼い猫なので、人慣れはしていたのですが元の家で、なぜかケージに入れられていたというのを聞いたのもあって、とりあえず入れていました。 片耳がつぶれているほか、目がすごく落ちくぼんでいて目やにもかなりありました。すでに17歳の高齢ですから、当然と言えば当然ですが。検診に連れていった病院では、耳の中に腫瘍があるかもしれないけど、高齢を考えると手術をするよりこのまま様子を見るということに。 オヤジ(旦那)に抱っこされて 落ち着く晴ちゃん。 昼寝する二人の爺さん💤来た時から何度か書いていますが、晴ちゃんは小田原から来た、元飼い猫です。ねこひと会の世話で、保護ボランティアのカヨさんが保護してくれました。飼い猫ですが「保護」というのは、元飼い主の方がなんらかの理由で住んでいた部屋を強制退去になり、飼っていた二匹の猫をもう新居には連れていけず行政が入ったようですが、保護ボランティアに話が行きました。回り回って、当なな猫ほーむで預かりになりました。預かりといっても、年齢を考えると里親探しは厳しい。。というか、わたしが出せなくなった終の住処をうちにしてあげたい、そうとしか思えませんでした。 ふたりで、うつらうつら💤左は、一緒に来た陽ちゃん。陽ちゃんは晴ちゃんより2歳下の、15歳と聞きました。どちらにしても高齢です。ちなみに、晴と陽という名はわたしがつけました。元の名を知らされてないのです。カヨさんも聞かされておらず、もう、死ぬまでそう長くないと思いますから本当は元の名で呼んであげたかったけど、仕方ないのでわたしが名付けました。最期の日まで、あったかい晴れた陽だまりでぬくぬく過ごしてほしい、そんな願いを込めました。 ゆめと晴ちゃん。 「あんた誰よ」的なゆめ。 下から晴ちゃんをガン見するゆめ。 しっぽを臭ってみてるゆめ。ゆめは基本、猫が嫌いなので(;^_^他の猫と仲良くすることはなく、全然気にしてない晴ちゃんにちょっと気をされてる感じ(笑) 遠目に晴ちゃんを観察するゆめ。 ゆめと一見仲良く寝てる晴ちゃん。晴ちゃんがあまりに気にせず近づいて一緒に寝るので(他の猫はゆめを怖がってるから そんな危ないことはしない)ゆめも逆に、気にしなくなりました。というか、無視することにしたのか。。 亡き草太と晴ちゃんと、ゆめ。 草太は誰でも受け入れてくれる、 なな猫ほーむの亡き「かおる方針」を 受けついでる子なので、 晴ちゃんともすぐ仲良しに。 このふたりは同じ年です。 つまり、17歳のお爺さん。 オヤジのお腹で寝る晴ちゃんと、 そばに、花。 陽ちゃんも来て、二匹乗っかっていました。陽ちゃんもわりとすぐ人には慣れたのですが、来た当初、ゆめと大喧嘩になり、ゆめが追い回すので一緒の部屋に置けなくなりました。この回では陽ちゃんのことは詳しくは書きませんが、最近ようやくゆめと陽ちゃんは慣れて、同じ部屋にいられるようになりました。3年かかった感じ。 さっきの写真のつづきですが、そばにきて平気で寝る晴ちゃんにちょっと憮然としてるゆめ。 「なんであんたココに来たの アタシを誰だと思ってるの??」byゆめ 「はーー。。 もういいわ」byゆめ 仲良しっぽい。。(笑) 亡き苺と晴ちゃん。 ちょっと画像が暗いですが💦 左がキジトラの苺、 右が白黒の晴ちゃんです。 草太「オレの入るとこないなー」 無理やり割り込んだ草太。 ゆめ、苺、草太、晴。 みんな、ゆめにちょっと距離を置いている(笑) オヤジの膝にのる晴と陽。たくさん保護している人はわかると思うけど、元野良猫は、猫どうし助け合って生きてきてるので、保護された後も、人より猫になつきます。先住猫が受け入れてくれれば、猫どうし仲良くなります。でも元飼い猫が他家に移動すると、たくさんの猫に慣れていないので猫より人に比較的すぐ慣れます。人に頼っているんですね。この子たちは高齢で元飼い主から離され、突然見も知らぬ家に連れてこられたのでよけい、人に頼っていたかも。本当に不憫でした。うちに来て最初の1年、晴ちゃんは夜になると、寝ていて急にガバッと起きて、階段の一番上のところに行くとゴエ―ーゴエーーみたいな声、大変な大音響、怒声といえるような声でしばらく鳴いていました。号泣だったのかもしれません。目が覚めたら元のうちじゃなくて、ここはどこーーおかあさーーんと言って泣いていたのかも。。はじめはそんな風で、本当に心細かったと思うけど、もともと明るい性格らしい晴ちゃんと怖がりだけど性格のいい陽ちゃんのふたりの努力、そしてうちの猫たちも、ゆめでさえ少しずつ受け入れていって、保護後2年くらいで次第に新しいうちに慣れていきました。晴ちゃんの号泣怒声もいつしかなくなっていきました。 花と、勇之介(5チビの1匹)と、晴ちゃん。そして去年の夏に、5匹の子猫をうちで預かり、いろいろあって里親が決まらないままもう、ほぼうちの子ですが(;'∀')5チビは、すぐに晴爺ちゃんに慣れました。 ストーブに集まる、 5チビのうちのれんと真夏と ガリガリに痩せた草太と 晴爺、 そしてそれを眺めてるというか 見張っているゆめ。 真夏にもたれて暖をとる晴ちゃん。 年齢差、18歳。 亡くなる前の草太と晴ちゃん。 草太は今年に入ってオムツになってしまい、 カリカリに痩せてしまったのですが 晴ちゃんは平気で 草太の上に寝ています(-_-;) うしろに、陽ちゃんもいます。 陽ちゃんが17歳、 草太と晴ちゃんは19歳です。 この写真の少しあとに、 草太は亡くなってしまいました (詳しくは前の日記に)晴ちゃんが亡くなった直後に告知で書いた日記にも、草太が今年1月11日に死んで、次は晴ちゃんだね、と言っていました。。と書いたのですが、本当にそういうことを言ってて、すぐに亡くなった感じです痩せてあまりに軽いので、本当に、ゴミみたいだよね、吹けば飛ぶような黒いゴミみたい、と笑って話していたばかりでした。性格もいつもひょうひょうとして、うちに来てからどんどん甘えるようになり、毎日、抱っこ抱っこと膝に来るので、かわいいね晴ちゃん、うちに来れてよかったね、と、骨だらけのかぼそいからだを毎日抱きしめて、目に池のようにたまった黄緑色の目やにを拭いていました。3月5日の朝、いつものように猫ハウスに入っていて これは陽ちゃんですが、 これと同じ猫ハウスに 晴ちゃんも入って寝ていました。 いつも朝になると誰よりも早く起きて、ウガーウガーとごはんごはんとうるさいのに、この猫ハウスから出てこないので行って見ると、寝ていました。晴ちゃんまだ寝るの?と言うと顔をあげてわたしの顔を見てまた下向いて目を閉じたのでわたしもそのまま放置してしまいました。バタバタ家事などして、午後2時50分になってそういえば晴ちゃん?と思って猫ハウスに行ってみたら、もう固くなっていました。詳しくはわからないけど、朝は生きていたし、お昼ごろ亡くなったのではないかと思います。花がまだあまりない時期でしたが、裏の紅白の椿の木が満開だったので、たくさん入れてやりました。草太のお墓に植えたパンジーやクリスマスローズもたくさん入れました。 その後。10日の日曜日に草太のお墓のプランターを堀り直して、草太の上に埋葬しました。 2か月もしないで相次いで亡くなった草太と晴ちゃん、仲良しだったので、草太が寂しくて呼んだのだと思っています。同じ19歳で、晴ちゃんがうちに来てから草太はずっと仲良くしてくれました。 二人が上のパンジーのお墓に眠っていて、一番左上のプランターには、東京で亡くなった8匹の猫たちの骨、(土になっています)千葉に来てから亡くなったひかりが埋葬されています。その右の小さめのプランターにはちょっと前に亡くなった苺と桃太郎が。このふたりも相次いで亡くなりました。寂しくて呼ぶのかな。。そして今回、右手前のプランターに草太と晴ちゃんが入りました。次は陽ちゃんだね、、と思いますが💦たぶん、草太と晴ちゃんのお墓かな。寂しくないようにね。晴ちゃん、草太、いまごろふたりで駆け回っているかな。ふたりとも、長く生きてくれて、小さい子の面倒をみたり、わたしやオヤジを笑わせてくれたり本当にありがとう。晴ちゃんは特に、怖い思いもして元のお母さんから離されて、本当に悲しかったね、よくがんばったね、うちに来てくれてありがとう。晴ちゃん、お休み、もう怖いことも寂しいこともないよ。陽ちゃんやみんなを見ていてね。