1020231 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

環境・エネルギー&気になる情報2

環境・エネルギー&気になる情報2

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カテゴリ

日記/記事の投稿

フリーページ

カレンダー

ニューストピックス

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2011年01月22日
XML
カテゴリ:エコサイクル
 難工事の末に完成し、日本の高度成長を支えた黒部川第四発電所と黒部ダム(総称・黒四、富山県黒部市)の技術が、本格的に海を渡ろうとしている。

 黒四建設に携わった関西電力の技術者が中心になって設立した関電子会社の「ニュージェック」(大阪市北区)が、環境分野を中心に新たな海外事業の開拓を進めており、アフリカや中米での太陽光発電所の施工管理などに取り組んでいる。

 水インフラビジネスへの進出も検討しており、「黒四」完成以来受け継がれてきた技術が新興国の成長を支えようとしている。

 ニュージェックは、今も「関電の原点」(関電首脳)といわれる黒四が完成した昭和38年に「新日本技術コンサルタント」として設立された。

 設立時の社員数は45人。黒四の建設メンバーが設立の中心だが、水力発電所建設にこだわったわけでなく、「関西では初めての総合建設コンサルタント事業」をコンセプトにスタートした。

 海外で最初に受注したのは40年で、韓国電力の水力発電計画の設計監理だった。海外プロジェクトの受注に本格的に取り組みだしたのは50年代半ばから。

 56年には、アジアで最大といわれたインドネシア・ジャワ島西部を流れるチタルム川の中流に計画されたサグリン水力発電所の工事監理業務を受注した。

 これが弾みとなり、翌年にはインドネシア電力公社から別の水力発電所やフィリピンでの超高圧送電線の工事監理に関するコンサルタント業務も受注した。

 海外で多様なブロジェクトの受注に力を入れるニュージェックだが、平成21年12月期の売上高122億7300万円のうち、海外の比率は7%の8億9100万円にすぎない。

 田中愁佳夫(ゆかお)・取締役国際事業本部長は「最近は小規模案件が多く、大型プロジェクトを相次いで受注した昭和56年や57年の方が海外売上高比率は高かった」と話す。

 同社の受注実績はインドネシアを筆頭に、カンボジアなど東南アジアが中心だったが、近年はブルンジ、ガボンなどアフリカ諸国や中米のコスタリカでの太陽光発電所建設のコンサルタント業務を手がけるなど進出先が拡大している。

 新規分野として進出を検討しているのが水インフラビジネスだ。すでにラオスで治水関連に取り組んでいるが、特に有望とみているのが上下水道事業だ。

 田中本部長は「日本の場合、水ビジネス運営の根幹のノウハウは大阪市や東京都などの自治体が持っており、自治体との連携にも取り組みたい」と話す。

 ニュージェックには関電が78%を出資しているものの、売上高に占める関電関連は20~30%程度。関電本体も海外事業に力を入れる方針を打ち出しているが、ニュージッェクは親会社の事業とは関係ない案件にも積極的に取り組んでいる。

《産経新聞》





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年01月22日 22時44分05秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.