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2011年07月22日
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カテゴリ:エコサイクル
 強酸性の名湯として知られる秋田県仙北市の玉川温泉の温泉水から、ハイテク製品に欠かせないレアアース(希土類)を採取することに成功したと、秋田大学工学資源学部の柴山敦教授(40)らの研究グループが21日、発表した。

 年間約520キロ・グラムのレアアースが回収可能という。量が少ないため商業利用は難しいが、他の温泉や海底からの採取につながる成果が得られたとしている。

 発表によると、柴山教授らが2010年11月、玉川温泉の温泉水200リットルを採取。

 水酸化ナトリウムを加えて中和状態にし、温泉水に含まれている鉄やアルミニウムにレアアースを付着、沈殿させる方法で、1リットル当たり0・15ミリ・グラムのレアアースを採取した。

 レアアースは、ハイブリッド自動車のモーターの磁石に使われるジスプロシウムや、ユーロピウムなど計14種類の元素が確認できたという。

 また、玉川温泉で湧出している温泉水には、年間約750キロのレアアースが含まれ、このうち約520キロが採取可能とわかった。

 レアアースは、中国が生産量の9割を占めており、不安定な供給と、価格の高騰が問題となっている。日本国内の年間消費量は約3万トン。

 柴山教授は秋田大で記者会見し、「量が少ないので商業ベースに乗せるのは難しいが、他の強酸性の温泉でも採取できる可能性は高い。海底に眠るレアアースの分離にも技術を転用できる」と話した。今後、他の温泉でも調査するという。

 同大の吉村昇学長は「微量とはいえ、国内にレアアースの供給源を確保できる可能性が見えた。実用化に向け、コスト面での調査も行いたい」と話した。

《読売新聞》

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温泉水のレアアース回収に成功 秋田大の研究グループ

 秋田大は21日、秋田県仙北市の玉川温泉の源泉から湧き出る温泉水に含まれる微量のレアアース(希土類)を500倍に濃縮して固形で回収することに同大の研究グループが成功したと発表した。

 研究は柴山敦教授(資源・リサイクル工学)と石山大三教授(鉱床学)らのグループが担当。源泉の下流500メートルの地点で温泉水を採取し、回収の可能性を調べた。

 水素イオン指数(pH)1.2の強酸性の温泉水に水酸化ナトリウムを入れて中和する手法をとったところ、10種類以上のレアアースを回収した。結果を基に計算すると、年間520キロのレアアースを回収できる可能性があることが分かった。

 レアアースは、埋蔵量が少なく産出が難しいレアメタル(希少金属)に含まれる。車のモーターやパソコン、研磨剤などの製品に使われている。

 柴山教授は「温泉水のレアアースを濃縮して固形で回収できた意義は大きい。調査地域を広げ、可能性を探りたい」と強調した。

 同大は、回収技術の向上や、純度の高いレアアースの生成などの研究を進めるため、専門機関の設置を検討する。

《河北新報》





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最終更新日  2011年07月22日 23時38分41秒
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