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環境・エネルギー&気になる情報2

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2012年02月26日
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カテゴリ:エコサイクル
 10年前に経営破綻した「別府杉乃井ホテル」(大分県別府市)が、食物リサイクルや地熱発電など、環境配慮型の事業モデルで“再生”を果たした。

 経営母体のオリックス不動産(東京)はこうした取り組みを新たなホテル経営のモデルケースにしようと、系列ホテルでの導入に向けた検討を急いでいる。

 別府杉乃井ホテルは、平成21年から産業廃棄物処理業のオアシスジャパン(大分市)と契約。1日当たり約700キログラムにのぼる宿泊客の食べ残しをオアシス社が加工して堆肥にし、トマトや野菜の栽培に使う“食の循環”を行っている。

 同ホテルでは、約2千人の宿泊客にバイキング形式で食事を提供しており、生ゴミの有効活用が課題だった。処理場に運ばれた生ゴミは、菌やバクテリアによって分解され、4~6カ月で堆肥に生まれ変わる。

 オアシス社はこの堆肥を使い、臼杵市内にある300坪(約千平方メートル)の農地でトマトやホウレンソウなどを栽培。収穫した野菜は同ホテルが購入し、再びバイキングレストランで提供する仕組みだ。

 あわせて同ホテルでは温泉の蒸気(95度~100度)でタービンを回す地熱発電も行っており、発電量は900キロワット時にのぼる。ホテルのイルミネーション72万8千灯をはじめ、館内で必要な電力量の半分を自給自足しているという。

 同ホテルを運営する杉乃井リゾートでは「従業員の分別意識が高まった。今後は野菜だけでなく果物の栽培も要望している」(河村寛隆購買部長)と述べた。

 同ホテルは、昭和40年代にテレビCMなどで知名度を高めたが、団体旅行客の減少や労使問題などで経営が悪化。平成13年5月に負債総額約130億円を抱えて民事再生法の適用を申請した。

 その後、オリックス不動産の支援を受け再建。一昨年、新たな温泉施設をオープンしたほか、台湾、韓国などアジアからの集客も積極化している。環境負荷の低減とコスト削減につながるとして、系列の宿泊施設などへの活用も検討している。

《産経新聞》





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最終更新日  2012年02月26日 20時43分19秒
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