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環境・エネルギー&気になる情報2

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カテゴリ:エコサイクル
 ハイテク産業に欠かせないレアアース(希土類)のカザフスタンからの輸入が、政府の支援のもと来年1月にも始まる見通しとなった。

 複数の政府関係者が1日、明らかにした。輸入量は日本の年間需要量(約2万トン)の7・5%に当たる年約1500トンとなり、希少性の高い重レアアースも含まれる。

 日本は重レアアースの供給をほぼ全量中国に依存しており、中国以外からの輸入は初めて。日中関係の緊迫化を踏まえ、政府は今後もレアアース調達先の多角化を進める方針だ。

 カザフスタンにおけるレアアースの開発や輸入は、2009年に住友商事とカザフスタン国営資源企業「カザトムプロム」が合意した。

 ウラン鉱山の残土を精錬してレアアースを抽出するプラントが、2日から現地で本格稼働する。

【読売新聞】

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日本企業、レアアース「脱中国依存」 リサイクル・不使用技術を推進

 ハイテク製品に欠かせないレアアース(希土類)で、中国への依存を減らす取り組みが加速している。

 トヨタ自動車や三菱電機など11企業・団体は先月、レアアースを一切使わないモーター用磁石を研究する組織を発足。経済産業省はこの組織に3年間で80億円の資金援助を決めた。

 レアアースは、世界生産の9割を握る中国が輸出規制を続けている。官民挙げて脱中国依存を進め、ハイテク分野の競争力低下を防ぐ。

 トヨタなどが設立したのは「高効率モーター用磁性材料技術研究組合」。中国依存度がとくに高い、希少な「ジスプロシウム」などのレアアースをまったく使わない磁石の開発を進め、10年後の実用化を目指している。

 経産省も組合に対して今後3年間にわたって資金援助し、開発を後押しする。

 個別メーカーでも脱レアアースの取り組みが進む。東芝はジスプロシウムを使わない磁石を生みだし、日立製作所も金属で代替する産業用モーターを開発した。

 大同特殊鋼はレアアースの使用量を4割削減したネオジム磁石を開発し、信越化学工業もエアコン向け磁石について、ジスプロシウム使用量を半減させたタイプに切り替える。

 一方、使用済み家電や自動車から回収する技術開発も急ピッチだ。パナソニックは兵庫県内でエアコンからネオジムを取り出す装置を稼働しており、平成24年度は1・2トンを回収できる見込み。

 ホンダもハイブリッド車(HV)用の使用済み電池から回収したレアアースの再利用を4月に開始。80%以上の回収が可能で、年内にニッケル水素電池向けに再利用する。

 レアアースをめぐっては、22年9月の沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中対立を受けて、中国政府が事実上の対日輸出を停止したことで価格が急騰。23年夏には1年前の約10倍に高騰した。

 これを教訓に日本企業は、一時は中国に9割以上を依存していた調達先の多様化を進めるとともに、レアアースの使用量を減らす取り組みを加速。今年上期の中国依存度は5割弱までに低下した。

 中国の影響力を小さくするため、政府も日本企業が海外で持つレアアース権益と国内リサイクル分を合わせた「自給率」を42年時点で5割に高める計画だ。

 経産省は「中国以外の海外権益確保と、リサイクル技術の開発を強力に支援する」(幹部)方針だ。

                        ◇

 【用語解説】レアアース 

 電気自動車(EV)やスマートフォン(高機能携帯電話)、エアコンなどに使われるレアメタル(希少金属)の一種で、希土類と呼ばれる。磁力を強くするネオジム、耐熱性を高めるジスプロシウムなどがある。世界生産量の大半を中国が占めている。

【Sankei Biz】





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最終更新日  2012年11月02日 11時03分57秒
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