整理整頓

何気なく見つけた「新月に願いをかける」ということ。
１０月の新月時に軽い気持ちで５キロダイエットします。と書いた。
まあ、他にも宝くじが当たるとか、書いたけど。。。（苦笑）

なんだか、急にガラガラと身の回りから変わっていくような。。。

その翌週火曜にバレエの先生から急に発表会でない？と話があった。
発表会までちょうど２ヶ月。
お金かかるから申し込んでいなかった。だって１舞台３万以上かかるから。
そのほか衣装とかいろいろかかるし。
それに、もう、「私を観て！」みたいな気持ちでバレエをやっているのではなく
禅をしているような気持ちでレッスンを受けていた。

急に申し込んでいた人が出られなくなり、振り付けに支障が出るようで
若干の経験がある私に話しがきた。
申し込みのお金はいらないから、といわれて考えた。

そのとき（１０月）彼に相談すると、
「最後に出ればいいのに」とメールの返事。
私が「最後？」と聞き返したが返事はなかった。
たぶん私の晴れ姿を撮るのも最後、と言う意味だったんだと思う。
悩んだ結果、というか断れなくて出ることになった。
彼は写真撮る気まんまんだったが、契約している業者以外は撮影できないと
言うと、それっきり返事が途絶え、１週間して別れ話となった。
撮影も出来ない、となると今年いっぱい付き合っていく意味がないし
我慢もできなかったんだろうと思う。

発表会に出ることになったおかげで傷心にひたる暇もなくレッスンに通い、
ステージの見栄えのため、ダイエットをする羽目になった。
週一のゆるいレッスンの後、発泡酒のロング缶２本飲む楽しみにひたって
いたため、今まで生きてきたなかでマックスの太り具合だった。
そういえば彼は痩せている女性が好きだった。
最初に出会ったときは、本当に私はスタイルがよかった。８年の月日は残酷だったし
もう女でいるのはしんどかった。
何人にも、いつまでも女でいてくれ、と忠告されたが無視し続けたのに、
ついに痩せなくてはならなくなった。
恐ろしいは新月の願掛けだと、かなりびびった。

が、しかし。
　
９月の上旬の金曜だったと思う。
彼とのお気に入りの焼肉屋さんに行き、いつもの喫茶店で珈琲を飲んだ帰り道
彼は地元のバーに、私は家に早々に帰る気になれず、
中古本屋によった。
そこで何気なく買った、山岸涼子の「テレプシコーラ」１から３。
引き込まれ一気に読み残りを一気に買い求めた。
そうして、洗脳され、もう少しバレエを一生懸命やってみようか、とも
考えていたところだった。

「踊る喜び」
バレエは裏切らない。
そんな思いで辛い時期を過ごしたことが前にもあったな。
発表会の時はいつも、なぜか男問題で辛い中、打ち込むしかない、という
状況だった。
今回もそうなのは、新月への願いじゃなく、そんな運命なのか、私を助けるため
神様が用意していてくれたものなのかな。