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カテゴリ:本 音楽 映画
先日、本を買いに横浜駅まで出かけた。
ここのところ植物生態学や樹木に関する興味が募り、書店でゆっくり本巡りがしたくなっていたのだ。 東口の有隣堂で散々時間をつぶした挙げ句、一冊だけ本を買い求めたが、その日は家内も子供たちもいないので、日ノ出町駅で途中下車をし、本を読みつつ腹ごしらえをすることにした。 まずは京急日ノ出町駅前の「ひので屋」。 ここのピーマンの肉詰めが無性に食べたくなる時があって、今日も最初に思いついたのがここの店だった。 このまま店を出て家に帰ればいいのだが、少し食べ応えのある肉が食べたくて、「けんちゃん」に焼き鳥のネギ間があるかどうか確認しに行った。 今日はあると言うし、少しお客が少なくて久しぶりにけんちゃんとも話が出来そうだったのでしばし逗留。 次に都橋商店街に行くと「ホッピー仙人」の看板の灯りが消えている。着け忘れかなと思って二階に上がってみると中に人のいる気配がする。 今日からしばらく休業するので掃除に来たと言う仙人に、無理矢理ホッピーを一杯だけ飲ませてもらいながら、先日の横浜球場帰りに飲み過ぎて完璧に記憶が飛んでしまった怖い話を聞かせてもらった。 仙人の店を出ると「喫茶みなと」の前を通らざるを得ない。 中を覗くと今日は一人もお客がいないので、少しよってみることにした。 先日ひろたろうが 「Sマスターには、何でも聞いて。」 といって、壁に貼られた任侠物の映画のポスターを指さしていたのを思い出して、 「刑事コロンボの話なんかも聞いていいの?」 と尋ねてみた。 そうしたら、 「それはこっち。」 と、Sマスターが隣のNマスターを指さす。 実は前日マイミクのT嬢と「刑事コロンボ」の話を散々したばかりだった。 年齢的には「刑事コロンボ」がNHKで放映していた時は小学校にあがるかどうかのT嬢が、少しストーリーを話すだけで、 「それは二つのドガ」 「それは最後の提督」 などと、副題を話すのにすっかり感心していた 前日のT嬢に話した様なことを話すと、Nマスターからは前日以上かと思われる答えがボンボン返ってくる。 びっくりして、慌ててT嬢にメールしようとしたが、おじさん世代の私には携帯メールが実は大の苦手。 Nマスターの前で一生懸命メールを打っていたのだが、最後の最後で入力した文を全部消してしまい、途方に暮れて宙を見た。 「消しちゃったんですね。」 私を見ていたNマスターがぽつり。 再度入力する気力は無く、されど今話さなかったら、さっき聞いた仙人の話のように全て記憶から消え去ってしまうかも知れない。 そこで夜遅くにも拘わらず、T嬢の携帯に電話してしまった。 下らない話をわざわざ聞いてくれたM嬢、これを読んでいてくれてたら、そういう事情だったのでご理解下さい。 でもこの場をお借りしてお詫びします。 若いのにこんなに「刑事コロンボ」に詳しい人に二日続けて会うと、このドラマの偉大さをつくづく実感する。 今もケーブルテレビの「スーパードラマTV」辺りで放映中で、毎回のように見ている私に家内は呆れているようだが、大変嬉しい思いをした二日間だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.31 18:00:11
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