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1995年、大学5年生だったわたしは、知床半島の羅臼岳に登頂している。NHKの番組「絶景百名山」によると百名山の羅臼岳に登頂するのは年間1万人ほどだが、知床半島をさらに北方へ目指すのはそのなかで10人に1人だそう。
麓の岩尾別温泉にあるユースホステルに泊まり、はじめに羅臼岳を目指す。途中羅臼平にて荷物を置き、(熊よけのザック置き場があり)山頂についたのが、12時43分。 山頂からの眺め。山脈の両脇が海という景色は、日本広しといえども、ここだけではないかと思う絶景である。 手前の平地が羅臼平で、先には三ッ峰、サシルイ岳、硫黄山と続く。 ネットで調べると、羅臼から、硫黄山の縦走ルートは2泊3日のコースとなっている。しかし、当時大学生のわたし(正確には3人でいったので私たち、)は1泊2日の行程であった。 翌朝、進んできたコースを振り返っての撮影。 晴天に恵まれ、お花畑に囲まれながら進むが、硫黄岳第二火口付近で、景色が一変する。 人一人分の幅しかない尾根を進まなければならず、両側は踏み外したら止まりそうもない斜面であった。まさに極楽から、地獄への変化をみせる。おまけに岩の表面が風化しており、触るとボロボロ崩れるのであった。わたしの人生の中でいちばん怖い思いをしたのがこの時をおいて他にない。風があまり吹いてなくて本当に良かったと思う。 硫黄山には登頂計画を立てていたが、ここまで来ると体力的にかなりきつくなっており、硫黄山の登頂は断念し、下山となったのである。 それにしても、20代のころはよくこんなに体力があったものだと思う。自分も40代後半となり、もうこんな冒険はできないのだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.12.23 15:04:39
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