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カテゴリ:乗り鉄
JR東日本の路線のなかで、最も輸送密度が低い鳴子温泉-最上間を含む陸羽東線の乗車記録。 陸羽東線にはかつて少なくとも2回乗車した記憶がある。陸羽東線の最大のみどころは、最も輸送密度が低い区間に含まれる、鳴子温泉と中山平温泉駅間にある鳴子峡からの景色である。 1回目の乗車の際は、よく下調べしていなかったため、鳴子峡からの景色はスルー、2回目は、新庄側から進行方向左側の座席に座っていた、いまかいまかと待ち構えていた鳴子峡の景色は、トンネルを出るとその景色はまばゆく、遠くを眺めようと視点を動かした瞬間に、次のトンネルに突入、まさに一瞬で、カメラを構える時間は全くなかった。まだ、携帯電話にGPSが実装されていない、20年ほどまえの昔話である。 今回は、グーグルマップで現在地を確認しながら、鳴子峡の景色の撮影に臨んだのである。 新庄に投宿し、鳴子温泉ゆきの始発列車にのる。 山形新幹線の新庄延伸開業の1999年に建て替えられた駅舎。幾度となく山形新幹線を利用しているが、乗り換えのため、駅の外に出ることはなく、こんなに立派だとは思っていなかった。 出発を待つ、始発の鳴子温泉ゆき。 乗客は、私を含めて2名であった。 陸羽東線のキハ110系は、ひとりがけの座席が回転可能である。 わたし以外の、もうひとりの乗客の動向が気になっていたが、途中の最上駅で下車。釣り竿をもっていたので地元の方だろうか?最上駅からは、JR東日本輸送密度ワーストワンが示す通り、乗客は私一人となる。全国各地のローカル線に乗車しているが、日中の時間帯で、乗客が自分ひとりになるのは大変珍しい。このまま鳴子温泉まで、誰も乗ってこないと思ったが、中山平温泉駅から、地元の方が1名乗車し、再び乗客は私を含め2名となった。 中山平温泉駅をすぎると、動画撮影用のデジカメと、iPhoneをかまえ、列車の最後部で、その瞬間を待った。 結果は撮影できた静止画像は以下の2枚。4月の鳴子峡は、まだ霜が降りるくらい気温が低く、草木は生えず、はげ山とトンネルの構図となってしまった。 最後部にいると、左右の展望がきかないため、鳴子峡の本来の景色は全く見えず。 中山平温泉駅からおよそ3分後、3本目のトンネルを抜けたところが、撮影名所や絶景で知られる 鳴子峡である。カメラが明所に順応する前に次のトンネルに突入する。 鳴子峡の景色を楽しむには、この区間を徐行運転する快速湯けむり号の利用がおすすめである。 乗り換えのため、鳴子温泉駅で小用を足していたことろ、件の中山平温泉駅から乗車した地元の方が、トイレの清掃を始めたのであった。同区間は地域輸送の体も果たしていないことを実感させられるエピソードであった。 鳴子温泉駅は、ソメイヨシノが開花していた。当駅からは、キャリーケースを転がしながら多くの温泉客が乗車したが車内は満席になることはなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.09.23 13:57:46
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