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カテゴリ:乗り鉄
滝川駅を定時に発車した2両編成の気動車は、夜明け前の極寒の中進んでいく。
芦別駅で、長時間停車があり、この時間で後部の1両を切り離し、後部の車両が芦別駅上り始発列車として先に発車していく。 長時間の停車のため、車外にでて撮影をおこなった。 到着時には東の空が白み始めており、金星(明けの明星)がはっきり見えた。 駅舎の軒先には大きなつららがある。軒先は歩かないように注意が必要。 待合室は広く、足元には視覚障害者用のブロックもあった。 三井芦別鉄道があったことを示す掲示があった。写真の遺構には、私も車で訪れたことがある。 次の上芦別で、列車の行き違いがあり、上り列車は2両編成であったが、乗客は2,3名であった。新線切り替え区間の長いトンネルを抜け、2017年までは駅であった島ノ下信号場を通過し、富良野に到着。ここから先の、新得までが2024年3月限りでの廃止区間となる。 駅名標が進行方向左手にある駅が多かったため、駅舎の撮影はあまりできなかった。 金山駅を超え、東鹿越駅が近づくと、氷結した かなやま湖を渡る。 かなやま湖畔の東鹿越駅から先は、災害による不通区間のため、当駅で代行バスに乗り換え。10数名の乗客をのせて、バスで新得駅にむかう。途中幾寅、落合駅に立ち寄り、落合駅から先は、国道38号線の狩勝峠を越えるが途中サホロリゾートスキー場を経由する。このあたりは、根室本線の旧線があり、新内駅跡はいまでも、トロッコ列車に利用されている。 バスに並ぶため、東鹿越駅の駅舎の撮影はできなかった。バスの座席数には十分余裕があったので、ゆっくり撮影すべきだったと悔やんだのであった。積雪は30cmくらいだが、早朝にも関わらずきれいに除雪されていた。 バス代行区間の線路は、雪に覆われ、踏切の遮断棒もはずされ、廃線同様である。 幾寅駅は、映画の撮影地として利用されたことがあり、いまでもセットの一部が保存されている。進行する列車から眺められたが、今回はバス代行のため、駅前を通ったため、多くの写真撮影ができた。 駅名標が幌舞駅となっているのは、映画のセットで架空の名称である。 列車で訪問した際の写真が残っていた。2008年9月撮影。 落合駅 落合駅から先、狩勝峠の手前から降雪が増え見通しがわるくなった。代行バスは余裕のあるダイヤなのであろう、新得駅に数分早着した。 新得駅からは、特急とかちで南千歳で特急北斗に乗り換えたのち、青函連絡船の摩周丸を見学するために函館駅に向かったのであった。今回の廃止区間は、新狩勝トンネル内の上落合信号場から富良野がわとなるため、轟音のなか、信号所の通過をみとどけ、別れを告げたのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.10 13:58:44
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