眼科クリニック開業までの軌跡

2024/03/20(水)09:20

花輪線

乗り鉄(247)

岩手県の好摩駅から、秋田県の大館駅までを結ぶ花輪線に10数年ぶりに乗車。 花輪線に初めて乗ったのは、1987年8月である。廃止間近の青函連絡船に乗るために、青春18きっぷで、常磐線、東北本線、花輪線、奥羽本線、青函連絡船経由で函館まででかけた。 盛岡からは、東北本線で八戸を経由して青森まで行くこともできるが、わたしは気動車に乗りたくて花輪線経由を選択した。 当時は、快速「八幡平」が走っており、盛岡駅から弘前駅まで乗り換えなしで行けたのであった。快速列車とはいえ、花輪線の急勾配をのぼる気動車の車速は、真夏の夕方、大きく開けた窓から線路脇にある33.3‰の勾配標をらくらく目視できるほど(時速30km程度)であった記憶がある。 今回乗車時は、松尾八幡平から安比高原までの33.3‰の急勾配に注目していた。ところが、わたしの期待とは裏腹に、2両編成のキハ120形気動車は、急勾配であることを全く感じさせないままどんどん進んでいったのであった。 1987年当時の時刻表では松尾八幡平(岩手松尾)から安比高原(龍ヶ森)までの7.2kmをおよそ15分の所要時間であったが、2024年現在、同区間に要する時間は11分である。 1987年の快速八幡平の盛岡-大館間の所要時間は3時間9分、わたしが乗った花輪線普通列車1925Dの同区間の所要時間は3時間3分。停車駅の少ない当時の快速より、所要時間は短くなっているのには驚いた。 時刻表 1987年8月号より転載 コンパス時刻表 2023年12月号より転載 十和田南駅ではスイッチバックのため方向転換する。開業時の駅名は毛馬内と呼ばれており、十和田湖に向かう観光客を運ぶため、十和田南に改称され、2003年まで十和田湖に向かうバスが運行されていたが、現在は廃止となっている。名前だけが時代に取り残されてしまった駅である 上り列車では、途中駅の鹿角花輪駅で長時間停車があり、駅舎を撮影した。

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