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カテゴリ:乗り鉄
2022年8月の集中豪雨による災害で現在も米坂線の今泉-坂町間が不通となっている。
災害復旧にかかる費用分担につきJR東日本と自治体が協議中であるがいまだ決着しておらず、運転再開どころか、復旧工事に着手されていない。 ひとりの鉄道ファンとしては、このまま廃線になってしまう懸念があり、代行バスで不通区間に出かけてみた。米坂線には、快速べにばなが運転されている頃によく利用した。ローカル線ではあるが比較的線形がよく、日本海に注ぐ荒川を、高い位置から見下ろしながら深い山中を軽快な速度で気動車が走っていた記憶がある。 今回は米沢駅まえのビジネスホテルに泊まり、米沢から今泉までは、列車で移動。米沢駅は何度も利用したことがあるが、街の中心から大きく東に外れているため、駅前にはこれといってみるべきものがない。 始発列車の今泉行きに乗車。 米坂線は狭軌区間であるが、奥羽本線は新幹線を通すため標準軌化されている。このため、不通区間があるために羽越本線側に接続できなくなった狭軌区間が孤立しているため、車両を車庫に入庫し車体の洗浄をすることができないようだ。 写真のとおり、始発列車だが、制輪子による鉄粉で茶色く薄汚れている。このあたりは、わたしは事情をしっているのでやむなしとする。 米沢盆地を南進し、米沢盆地の外縁にそって進むといつの間にか北に進路がかわっている。いままで朝日が射していた方角が逆転する。鉄路で進めるのは、山形鉄道フラワー長井線との接続駅である今泉駅までとなる。 フラワー長井線でも訪問したことがある今泉駅だが、昔の駅の雰囲気をよく残している。ホームの上屋を支える柱は木製でのりばを示す看板の書体は毛筆体であった。 今泉駅からは代行バスとなる。 不通区間の線路を渡るが、遮断器は外され、廃線同様である。 鉄道の駅または、駅の前や駅に面したの国道に丁寧に停車していく。 小国駅は、列車は運休中であるが、リニューアル工事が行われていた。 この駅で登山客とおもわれる一行が下車した。 代行バスからみえる橋梁。 平地に達すると荒川にかかる堰堤が目障りだが、まもなく坂町に到着する。 坂町駅は有人駅であった。かつては新潟と山形や仙台を最短距離で結んでいた路線だが、いまは廃線の危機に瀕している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.08 20:59:30
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