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レース前にイクイノックスについて、私的に最強議論に載せるなら天皇賞のレコードに加えてもう一つ強烈なものを提供して欲しいと述べました。
昨日また圧巻のレースを見せてくれたので、事前に示した命題に対する自分なりの答えをば。 今までに見てきた名馬や名レースとは違って感じられた感覚が2つありました。 私は格下相手を千切るより、ハイレベルレースを僅差でも勝ち切るほうに価値があるとずっと思ってますが、5着まで看板や存在に恥じない走りをした充実したメンバーの中で抜けてしまうような勝ち方を見たのはなかなか記憶に浮かばない。 これだけのパフォーマンスを提供しても世界一、歴代最強という定義は安易には付けられないというのが競馬の性質であり私なりの競馬史や歴代名馬に対する敬意ですが、もしかしたら観戦歴のアトサキで見られないレベルの強さかもしれないとも思いました。 それがまず一つ。 今回もですが、イクイノックスは昨年の有馬記念圧勝の際に、サンデーサイレンスとブラックタイドとキタサンブラックの特性・長所がミックスアップされ、尚且つ彼らにはそれぞれ欠けていた短所が補完されて成されたような不思議かつ鮮烈感覚を覚えました( 多分、予想においてリバティアイランドと大きな差をつけた扱いをした、珍しく白旗挙げた要因がそれ )。 馬の配合は複数の血統の掛け合わせによって誕生するから1頭の名馬に複数の性質を感じるのは不思議ないのですが、私の場合、これまで見てきた大名馬たちにはそれまでの名馬たちとは違うものを憶えたり求めたりする事が多かった気がします。 しかしイクイノックスの場合は長い期間を通じて深い感銘や強い印象を伴った存在の特性が混合されて、より高いレベルの競走者の完成に至った。そんな不思議かつ素敵な感想を抱きました。 この先にどの程度競馬ファンとしてのキャリアを重ねるかは分かりませんが、もしかしたら時代偏差値的に最高の強さを感じた馬として存在するかもしれない。 それがレース前に示した自分なりの要求に対する答えと、素晴らしい走りを提供してくれたイクイノックスに対する敬意です。改めて競馬やってて良かったと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.27 22:07:36
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