水瓶座の新月予報2012
こんばんは、星見当番です。今夜は新月予報をお届けいたします。日本時間で1月23日16時39分、水瓶座の2度41分で太陽と月が出会います。2012年(!)最初の新月、水瓶座新月タイムの始まりです。願い事のベストタイムは太陽と月の角度差が0になる23日16時39分から8時間以内。つまり23日の夕方から、日付が変わるあたりまでということになります。月曜日の新月タイムですが、晩ごはんを食べてから願い事をしても十分間に合います。なお、8時間以内を過ぎても開始から48時間以内、今回なら25日の16時38分までであれば有効期限内です。生まれたときの太陽が水瓶座に入っている人(いわゆる「水瓶座生まれ」の人)、あるいは生まれた時の月やドラゴンヘッドが水瓶座に入っている人は、そうでない方よりも今回の新月の影響を強く受ける可能性があります。水瓶座特有の長所を伸ばし、また短所を克服するお願いごとに最適です。水瓶座とはあまり縁がない星回りに生まれた人でも、今回は「水瓶座の支配分野に関する願いごと」にツキがあります。以下、水瓶座の特徴と支配分野です。水瓶座は12サイン中11番目のサインです。奇数のサインですから「自分→世界」。自ら世界へ働きかけていきます。また、水瓶座は3つの冬のサインのちょうど真ん中、真冬のサインです。行動パターンを表す「三区分」では「固定」にあたります。固定サインはその名のとおり、物事を高め・軌道に乗せて固定するのが得意です。エレメントは「風」。風のサインは言葉によるコミュニケーションと論理を重んじる性質を持ちます。水瓶座が直接引き継ぐのは、すぐ前の山羊座(地の活動サイン)が始めたテーマです。それと同時に、水瓶座は天秤座(同じ風のエレメントで活動サイン)のテーマも引き継いでいます。山羊座のテーマは「一人前の大人として、社会を支えていく人になること」。ここでいう「社会」とは、「今、自分が属しているこの社会」です。水瓶座は、この山羊座のテーマを引き継ぎながら遠い天秤座のテーマも思い出して「今私がいる、この社会を支える柱の一本として生きて行くこと(山羊座)と、ひとりの人間として人々と交流していくこと(天秤座)を両立できないかな」と考え始めます。水瓶座のひとつ前、山羊座は活動サイン(自らことを始めるサイン)でありながら、同時に偶数(受け身)のサインです。既に出来上がっている社会に参加し、その社会の「ルール」を我が身に引き受け、そのルールにのっとってプレイし、自らの陣地を広げていくのが山羊座です。山羊座は地のサインです。地のサインは「過去を土台として立つ現在」を重視します。祖父母がいて、両親がいて、自分がいる。先祖や創業者の志を継ぎ、家(会社・地域社会・国家)の看板を背負っていこうとする。それが山羊座です。これに対して水瓶座は固定サイン(活動サインの後継者)でありながら、同時に奇数の(自ら動く)サインです。人が集団の看板を背負う山羊座に対して、水瓶座では人が集団の看板になります。もっと言えば、何か新しく価値あるものを作り出した人が、その集団の新しい看板になっていきます。「有名なA社の社員(製品)だから素晴らしい」という考え方に「こんな素晴らしい社員(製品)がいる(を作る)会社なんだからA社っていい会社なんだろうな」という考え方が加わってくるのが水瓶座のステージです。どの隣りあわせのサイン(星座)同士もそうであるように、山羊座と水瓶座はふたつ一組で働く対のサインです。「この先、自分が属するこの場所をどうやって運営していったらいいだろう」一見正反対のように見える水瓶座と山羊座はこのひとつのテーマを挟んで共闘しています。地のサインである山羊座は「習うより慣れろ・考えるな、感じろ」というやり方で既に出来上がっている社会のルールに順応していきます。これに対して風サインの水瓶座は「考えろ!考えろ!考え尽くせ!」というやり方で社会のルールと向き合います。風のサインは「スジが通っていて論理的であること」を重んじ、また人との対話を何より求めます。山羊座のテーマが「既にあるルールを踏まえて自分の足でしっかり立つこと」なら水瓶座のテーマは「自分の頭でしっかり考えて、ルールを刷新していくこと」です。水瓶座は、世間の常識やルールと自分のアタマで考えたこととを照らし合わせてみて自分が感じた違和感を大事にします。水瓶座の性質としてよく挙げられる「独創性」「逆転の発想」「革新的」はすべてこの「自分の頭で考え直す力」が根っこになっています。そんなわけで、今回の水瓶座新月では「自分の周りのおかしな『ルール』をもうちょっとどうにかしたい」系のお願いがとても叶いやすくなっています。今、自分が属しているグループに関して「これは違うんじゃないかな」と思っていることはありませんか?長年続いてきたルールや習慣だけど、それに従い続けるのって人間としてどうなのか?と思うものがありませんか?私はルールの「こっち側」にいるけれど、もしも立場が逆転しても、それを受け入れられるのだろうか?そんな疑問を持ち始めた方、いまのルールについてとっくりと考え直してみたい!と思った方を水瓶座新月が応援しています。答えが出るまで辛抱強く考え続ける力、「おかしいな」と思ったら声を上げられる勇気が欲しい方は今回の新月にお願いしてみてください。論理性を高める願いごとにも水瓶座新月は最適です。「立場が逆転してもそのルールはOKかな?」と考えることは、遠い風の活動サインである天秤座のテーマ「バランスを取る」を水瓶座なりに引き継いで高めていったもの、と考えることもできます。「思考停止をせず、自分の頭で考える」というのが身上の水瓶座は、それゆえに「それまでの社会(の常識)」から「あっち側」扱いされることが多くなります。具体的には「KY」「寝た子を起こすやつ」などと言われてグループからつまはじきにされる、というようなことです。しかし、「自分で考え、確かめたこと」を自ら発信することで同じように自分で考えたことを発信する人たちとの交流が始まります。ここで、天秤座がスタートさせた「大人同士の、個対個のお付き合い」が復活するのですね。「それまでのルールからはみ出るサイン」である水瓶座は同時に「友情」のサインでもあります。氏育ち、属するグループに関係なく、同じ周波数を持つ人同士の友情です。上下関係や出身で人を縛り付けたり、何かを強制したりしないこと。これが水瓶座的友情の第一のルールです。自分には、自分の頭で世の中のルールや他人の考えを検討してみる自由と能力がある。そのことを理解し、認め、自分に許すこと。同じように、他人にも、その人自身の頭で世の中のルールや「その人にとっては他人である、自分の考え」を検討してみる自由や能力がある。そのことを理解し、他人が考えようとしているときに邪魔をしないこと。ここを履き違えると、水瓶座は暴走して「自分だけが物事を考えている」「自分の考えだけがユニークで正しい」というところに行ってしまいます。ネガティブ水瓶座の大きな欠点である独善性、他人への関心の欠如、冷淡さはここから生まれます。ネガティブではない水瓶座の基本姿勢は「双方向性」です。水瓶座のマーク(並行する二本の波線)は考えが波状に伝播すること、発信し、受信する、お互いに意見の交換をする、というさまを表しています。「11」の数字で1と1とが並び立つように、他人と向き合い(あるいは並び立って)言葉をかけあい、考えをすり合わせ、「あなた(たち)と私(たち)の間での新しい約束事(ルール)」を作っていくこと。この「あらためて約束すること」は水瓶座の大事なテーマです。そういえば昔ながらの日本語には「言い交わす」という綺麗な言葉がありますね。主に男女の仲で使われた言葉ですが、お互いに「将来はこうしようね」と言い合い、心を重ねて約束したという感じがするので、当番はこの言葉が好きです。水瓶座はルールに関して色々ともの申したがるサインです。ああ言えばこう言うし、口は減らないし、「自分で考えること」に関して相当頑固です。それで浮いたり孤立したりすることもあるし、別名「革命のサイン」なんて言われて既存の社会やルールとひたすら戦うサインだと思われてしまうときもあります。でも、水瓶座が最終的に目指しているものは孤立することでも戦うことでもないと当番は思うのです。水瓶座が目指すのは、大事な人・社会・世界ともういちど、「言い交わす(約束する・将来を誓う)」ってこと、仲直りすることだと当番は思っています。風の活動サイン・天秤座のテーマには「平和」と「契約(約束)」がありました。天秤座の後継者である水瓶座も、やはり平和と契約を重んじるサインです。ということで、水瓶座で新月が起こる時には「友情」と「約束」に関するあらゆるお願い事をするのに適しています。その他、今回の新月で叶いやすいお願いジャンルです。水瓶座には「大局からものを見ること」というテーマもあります。「客観性」「全体像を見る」「未来を予測する」というのも水瓶座のキーワードです。占星術や易・タロット・数秘術などの占いや天気予報も水瓶座が支配しています。これらは「未来予測」や「全体の中での位置づけを見る」というテーマに関連しているジャンルです。占いの腕を上げたい、よい占い師さんに出会いたい、気象予報士の試験に合格したい、というお願いをすることもできます。なお占いは占いでも、たとえば水晶球占いだとか、ダウジングのような占いはお隣の魚座管轄とされています。水瓶座の現在の支配星、天王星の影響で以下のような分野のお願い事もできます。直感・啓示・風変わりさ・エキセントリックさ・突然の変化に関する願い。発明・特許に関する願い。発明家になりたい、特許を取りたいというお願いごともお薦め。人道的な姿勢・ボランティア活動への参加・社会改革・市民運動・未来や理想に関する願い。性別を意識しない交際・プラトニックラブに関する願い。こっちは「あらためて約束する」というテーマにつながっています。水瓶座で新月が起こる時には、水瓶座的特性の行き過ぎを抑える願い事をかけることもできます。先の方でもちょっと書きましたが、水瓶座が暴走すると「他人への無関心」というのが表面に出てきます。自分の考えだけ、自分のユニークさにだけこだわるようになったら危険信号です。立場を逆にして考えるということができなくなったり、他人によって自分の考えが批判されるのが怖くて閉じこもってしまったり、そんな水瓶座の困った面が出てきているなら、今回の新月に願いごとをしてみてください。考えは分かち合ってこその水瓶座です。体の部位では「ふくらはぎ(膝から下・くるぶしより上)」が水瓶座支配です。全身の「静脈」や、体全体の血液循環も水瓶座が支配しています。病気では、足のむくみ、下肢静脈瘤、冷え性、「エコノミークラス症候群」、それから天王星の影響で痙攣と発作を伴う病気全般が水瓶座の管轄です。これらの症状でお悩みの方は、水瓶座新月に症状緩和のお願いをすることができます。