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テーマ:ニュース(100158)
カテゴリ:政治・経済
麻生首相
「われわれとして、今医者の数が足りない。看護婦の数が足りないという事態。特に地域においては、地域ごとに格差がある。 看護師、医者、いろいろ地域ごとに差がございます。そういった点は、これは大きな問題だと思っております。 地域格差が出ておるという点では。昔は医者は余っているといわれた時代がありました。 その時にあわせて、いろいろ、医学部の定員を削減したりもいたしましたが、今は逆に足りないという事態になっております。 それにあわせて、われわれも当然それに対応することにいたしておりますが、 その問題に関しまして、われわれも同様に医者の数を増やさねばならん。看護師もということを考えておるわけですが、 同時に考えなければならんのは、医者を新たに養成するのには10年くらいの年数がかかります。その10年間どうするのか。 ただ医者を今から学部の数を増やして医者だけ、医者の卵を今からインターンを始めてやるのは、かなりの時間差ができるというのはわれわれが考えなければならんのが大きな問題であって、 そのためにはどのような対応ができるのかということも含めて、今検討をいたしている最中でございます。 これは正直申し上げて、これは現実問題かなり厳しい問題でありまして、辞めた方もぜひもう1回というお話をしてみたり、 結婚されて退職された看護師、看護婦に対し、ぜひ再就職をやる気はないかという話もいたしております」 「ただ、いずれにいたしましても、これは毎年1兆円ぐらいずつ増えてまいります社会保障費の中で、われわれはそれに対する財源の手当てもしなければならん。 私は基本的に、これは大きな問題と思っております。 少子高齢化というのが、間違いない現実となってきております。 今の中においては。この財源問題なくしてわれわれはこの問題に対応できないと思っております。 したがいましてわれわれとしては、こういう状況下にあっては、 財源の手当てとしては、少なくとも広く薄く、国民に負担をお願いせざるを得ないと思っております。 そう思って3年後、景気が少なくとも回復してきたという状況の中において、 経済が好転したという段階においては、消費税を含めた税の抜本改正というものをやらせていただき、 新たに増えます分に対する対応、新たに増えますというのは社会保障関係の対応につきまして、 それに個別、まあ、何、勘定科目を分けるというのですが、そういうようなことをきちんとさせていただきまして、 いわゆる社会保障関係がきちんと手当てできるようにする」 「財源というものに対し、消費税というのは避けて通れないと思っておりますが。 鳩山代表の話を聞いておりましたら、 この間の党首討論で岡田代表、岡田代表じゃない、 代表候補者のお話との話の中においては、少なくとも消費税の話はしないという話になっているというように聞こえましたけれど、 消費税の論議を避けて通るというのは財源を避けて通るということになると思いますが、 それに関しましてはどのように財源を考えておられるのか。なぜならば、財源というものはがなければ少なくともこういう話は極めて無責任なことになりますので、 財源というものをきちんと提示してこそ初めて政策が実現しうると、われわれはそう思っておりますので、ぜひ、この財源についてのご見解をいただければと存じます」 鳩山氏 「私は今お話をうかがって、人の命より財源の方が大事かなと。やはり私は人の命をまず大事にする政治というものを作る。 そのためには、必要な財源をまず投入すべきではないですか。 それを最初から財源の制約というものを、財務省に言われて作った『社会保障費といえども聖域ではない』という、間違った論理の中で2200億円の財源、増えるべきものがカットされてきた。 それがこんなありさまになってしまったんじゃないですか。 財源の議論を私はするなというつもりはないんです。 しかし人の命というものを、もっともっと大切にする。 それが政治のあり方で、官僚任せにする政治が、どうしてもコンクリートの方が大事で、 人の命というものを粗末にしてしまう政治に成り下がってしまっている。 ここを変えなければならないと申し上げています」 「財源のお話をされました。そのご質問をいただいたわけですから、私からお答えいたしたいと思います。 財源の手当てというのはご案内のように3種類あります。 1つは増税をすること、1つは借金をすること、 1つは無駄遣いをなくすことです。 私どもは優先順位をまず、無駄遣いをなくすということに、徹底的に無駄遣いをなくしたいという方向からスタートしたいのです」 「今の政府は官僚任せにされているものですから、財源論のすぐ話になって、 本来ならば消費税を上げないで済む話なのに、 すなわち無駄遣いを徹底的に見直すという部分を、官僚主導でやられているもんだから、 どこにも無駄がありませんという話になって、ならば減らせませんねと、減らせませんからしょうがありませんねと。 借金をしましょう、借金でも足りなければ後は消費税の増税ですね。そういう話にすぐ変わってしまうのです。 私どもはその前にやることがあるでしょうと。 私どもは政権を取ったときに、 まず4年間、消費税の議論にすぐ答えを出すんではなくて、 これは官僚の抵抗がものすごく予想されますから、それに対して各省庁、事業仕分けなどをお互いにやっておりますけれど、 事業仕分けなどを徹底的に行ってどのぐらい無駄があるか、いうことを点検しなければいけない。 われわれが政権を取れば、 あの川辺川ダムとか、八ツ場ダムとか、もう古くなった、今のご時世にあわないような大型の公共事業は基本的にやめようと思っています。 そういうことをしながらですね、財源を生み出していく。 私どもは無駄遣いを減らしていく。不要不急のものは後にしたっていいじゃないですか。 私どもはですね、20兆円ぐらい新しい、新しい政策というものに予算を計上したいと思っているのです」 「皆さん方からいうと『そんな財源どこにありますか』と、必ずそういう話になるんです。 だからお話を申し上げたいと思っているのです。一般会計と特別会計を合わせると210兆円あります。 この210兆円の中で、社会保障費、国債費、こういったものはどうしても削れないのは分かっております。 費目をいろいろ検討した中で、 公共事業、施設費、人件費、補助金、こういったものを合わせると70兆円くらいになるんです。 この70兆円の中の10兆円程度、私どもは、例えば随意契約を見直すとか、 不要不急なものを後に回すとかして、当然の話でわれわれは10兆円くらい削減できると考えているんです。 それをやるかやらないかは、官僚任せにしている政権はできない。 でも官僚任せでない、国民の皆さんと一緒に歩む民主党ならできる。 その発想で私どもはやらせていただく。だからこのようなことを行っていけば、 決して今すぐに消費税の増税の議論に陥る必要はないんです。 すなわち4年間の間、 われわれが政権をとっても 消費税の増税はしないとここに明言をしておきます。 これでよろしいでしょうか」 =(4)に続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.18 14:21:21
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