カテゴリ:星・天体
そろそろ暖かくなってきた4月の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。
今月は彗星が目玉となりそうです。 ↑まずは6日の早朝の東の空に、細い月と火星と土星が集まります(4時30分の図)。 最近は朝も早くなってきていますので朝焼けとの競争になりますが、火星も土星も1等級ですので、月の近くに明るい星が2つあるところは面白く見れると思います。 ↑10日には現在夕方の西の空を飛んでいるボン・ブルックス彗星が月と木星の間にやってきます(19時30分の図)。 上の図はイメージですので実際にこの図のように彗星がはっきりと見れるものでもありませんが、当日は周りが暗い所からであれば木星の右下にボワっとした彗星が見れるかも知れませんし、さらに月は月齢1.4と肉眼で見れる一番細い月のレベルですので、こちらも木星を目印に探して頂ければと思います。 ↑11日の早朝には、東の空で火星と土星が大接近します(4時の図)。 満月の大きさのイメージを並べてみましたが、ご覧のように満月の大きさくらいの近い接近になります。 こちらも朝焼けとの競争になりそうですが、明るい星が2つくっつくように並んでいるところは面白く見れるものと思います。 ↑13日の夕方には、ボン・ブルックス彗星が木星の真下にやってきます(19時30分の図)。 この図の彗星もイメージですのでここまではっきりと夜空で見れるものではありませんが、木星は当日の空であれば一番明るく輝いている星になりますので、木星を見つけて頂いてそこから彗星を見つけて頂ければと思います。 月の大きさですが、2日が下弦の月(これから細くなってゆく半月)、9日が新月(夜空に月が出ない日。北アメリカでは皆既日食)、16日は上弦の月(これから満月になる半月)、そして24日が満月になります。 また、4月は1つ流星群があります。それは4月こと座流星群。 こと座流星群は1時間辺り5~10個程度の小規模の流星群ですが、明るい流れ星が流れることがあり、また、過去には1時間辺り100個の流れ星が流れたこともあります。 今年のピークは22日の16時ころと予想されていますので22日の夜に夜空を見上げて頂ければと思いますが(当日の前後2~3日もチャンスがあります)、今年は明るい月が出ていますので条件としては良くありません。 ですが前述のように明るい流れ星も流れることがありますので、まだ夜は冷えますので暖かい格好をして安全に夜空を見上げて頂ければと思います。 4月は深夜になれば天の川も見れるようになってきます。桜の開花も始まりますので、夜桜と共に星空も見上げてみて下さいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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