カテゴリ:星・天体
昨日のブログにて取り急ぎ上げていた、現在話題になっているオーロラ現象が新潟でも写せたかも知れない写真ですが、こんな顛末があったんです。
まず、今回低緯度オーロラが見れる"かも知れない"ということは管理人も聞いておりました。でも10年くらい前にも低緯度オーロラが見れるかもしれないタイミングがあり、冬の寒空の中をわざわざ夜中に起きて北の空を写してはみたものの写ってなくて、その時は話題にもにならなかったということがあったんです。 それもあり今回もオーロラを気にするもどこまでで特に写しに行くつもりではなかったのですが、未だに使い方を覚えない(-_-;ゞスマホを触っていた時に間違って写真の先輩へLINE電話を掛けていたようで(かけた自覚は無し)、1時間くらいしてからその先輩より「電話に出られなくて悪かったね~」とのLINE電話を頂いたんです。 で、間違い電話でしたと言うと実はこれからISS(国際宇宙ステーション)が通過するから写しに行こうと思うのだけど…とお伺いし、それなら管理人も写したいとご一緒させて頂くことになったんです。 ISSの通過は11日の20時38分頃。まずは20時に現地着を目処に管理人の車1台で周りが暗い山間へ向かいました。 ↑当日は月も出ていたので赤道儀は用意せずに三脚でパパっと写して長居はせずに帰るつもりでいました。 ↑先輩もオーロラのことは気にしていましたが、お互いまさか新潟から見れる訳はないとの先入観から、オーロラよりもまずは星空を写していました。 しかし現在って本当に人工衛星がいっぱい飛んでいて、わずか20秒露出の中にも3機も写ってしまいました。 もうこれからは星空の写真には人工衛星が写って当然の時代になってしまうのでしょうかね(-_-)。 ↑ISSがやってくるまでこんな写真を写して遊んでいました。 今から思えば…ですが、この時もダメもとで北の空を写していたら面白いことになっていたのかもしれません。 ↑そして時間通り20時38分になったら南の空に明るい飛行物体が見えてきました。 そこでカメラをその方向へ向けてパシャリ。 ↑ISSは月の上を通ってゆきました。 ちなみに普段三脚で星空を写す場合はISO1600から3200を目安に設定するのですが、それだとISSの軌跡が短くしか写らないので(星空が白けてしまう)、ISOを800とわざと暗くして、その分軌跡が長く写るように設定を変えて写していました。 ↑そして北極星をかすめるように移動していって ↑北の空に飛んでゆきました。 でっ、この写真を補正してみたら北極星の下付近の空に赤い色が浮かび上がってきたという次第です。 ↑上の写真から80秒後の写真でも赤は映っているようですが、でも原版では上の写真よりも薄くなっているように感じます。 この赤い色は肉眼では全く分かりませんでしたっていうか肉眼で判ったらISSもそっちのけでオーロラを写していたと思います。 ただし管理人はどうしてもこれが100%オーロラだと言い切る自信がありません。 それは…↓ ↑上の写真から10分後に再び同じ方向(北側)を写してみたものを無補正で載せてみますが、全体的に黄色っぽく写っているところは流れてきた薄雲に写真では左側に30km離れている街(町ではなくて)の明かりが反射したものになります。 これは肉眼でも判りましたので、ひょっとすると赤いものも実は街明かりの影響だったのではないかな…と。 ↑とはいうものの上の黄色い写真も補正すると「言われて見れば」赤い色が出ているような気もするので、やっぱりオーロラ現象が写せたのでしょうかね?。 この写真が写せたのは、まずは先輩に間違い電話を掛けてしまって、さらにその先輩がISSを写しに出かけるからと誘って頂けた偶然が重なったお陰になりますが、でも翌日の各地から写せたオーロラの写真を見れば海辺(1時間半くらい掛かります)まで行っていれば…と今になって思ってしまっています。 テレビによると今夜もう一度オーロラ撮影のチャンスがありそうな模様。でも当地は思いっきり雨のようです(-.-)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/05/13 04:43:37 PM
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