カテゴリ:外国為替
来週からの動きを占う手がかりになるでしょうか?
外為錬金術師catuさんのブログで取り上げられていた、 今回の大波乱とLTCMショックとの類似について紹介してみましょう(パクリとも言う) LTCMというのは、Long-Term Capital Management(ロングタームキャピタルマネジメント)という 当時の有名なトレーダーや経済学者で運営されたヘッジファンドらしいです。 そこが1997年のアジア通貨危機と1998年のロシア財政危機で運営が悪化し、 9/18に事実上破綻しました。このときのドル円は133円前後。 その後2週間ほどはうねうね相場で一時138円ぐらいまで上昇して、10/5ぐらいを境にマーケット崩壊。 3日ぐらいで138円から一時111円まで円高になったそうです。 今回の大波乱では、リーマンブラザーズという大手投資銀行が、サブプライム問題で経営悪化し、 9/15に事実上破綻しました。この時のドル円はまだ106円前後。 その後2週間ほどうねうねと、一時は108円ぐらいまで上昇したりして、10/4に経済安定化法案成立が確実になった頃から円高で 1週間ほどで106円から一時98円まで円高に。 ↓グラフに赤丸で描きました。(月足で1984年からのチャートです) どちらも、破綻から実際マーケットが走り出すまで、2週間ぐらい時間がかかったそうです。 そしてチャートの中にオレンジの丸で描いた、円高があります。 過去の方は、95年4月の80円。今回は、3月16日の95円。 そして、見た目は「200円の時代から100円の時代へ来て、80円をマークした後の円高ショック。」 と「120円台から110円以下へ来て、95円をマークした後の円高」で 規模は縮小コピーで似ています。 95円が最高値かと思ってたら、歴史上は、まだ上はあったんですね。 だから、考えたら当たり前ながら、別に95円に壁があるわけじゃないんですよ。 95円、80円からそれ以上行かない保障なんてないのと同様、青線で描いたように、 110円へ収束してきているように見えるけど、これだって、保障はないんです。 (って言うかむしろ、ドル123円ロングを救ってください) まるで、歴史は相似形のように見えて仕方ないという人のために、同時期のユーロドルのチャートを示します。 全体も相似じゃないし、今回例にしたショックの時を見比べると、今回はユーロ安になっているけど、 前回はそうでもない。(むしろユーロ高、行って来いでした) ああ、そしてますます、ユーロは止まってくれそうにない気がしてきた。 誰か、私のユーロ円のロング・ポジを助けてください。 ショーグンさまが核実験でもすれば、地政学リスクで円安になるだろうか? (いやいや、そういう仮想リスクならいいけど、実際に北が暴走だとか、東南海地震で実体大打撃だとか そんな怖い円安はやめてください。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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