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わけのわからない日が続く シカゴ編

わけのわからない日が続く シカゴ編

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2015.05.25
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昨夜8時過ぎに息子から無事にアパートまで着いたという連絡がLINEであった。
ミツワで米などの日本の食糧をたんまり買い溜めした息子はH先輩の車のトランクに積み込み、Madisonに帰って行った。
2時間半ほどのドライブだが、雨も降っていたので着いたら連絡しろと言っておいた。
勿論私が息子に言ってもそんな連絡をよこすはずがないが、母親が言うと必ず連絡するのが息子である。

荷物を車から息子の部屋まで運ぶのを手伝ってくれた先輩はそのまま息子の部屋の掃除を始めてしまったらしい。
Gパンを1日履いただけで洗濯してしまうような潔癖症の疑いのある息子であるが、あいつの部屋はいつも足の踏み場もないほど散らかっている。
本人は何処に何があるかは全て把握していると言うが、嫁さんと私にすれば病気としか言い様がないほどである。

あの部屋の様子を見ただけで彼女がいないことが一発で判る。

お節介焼きのH先輩はそういうだらしない事が我慢できない性質なので、息子の部屋に尋ねてきた時は周りをちゃんと片付けないとソファに座る気分にもなれないらしい。
部屋を片付けるのは息子のためだけでなく、自分の気持ちを落ち着けて話しが出来るようになるためだと言うそうだ。
やはり科学者はちょっと変わった人が多い。

2日前の深夜に息子達が小腹がすいたので冷蔵庫の中を覗いていた時に私が「それはお父ちゃんに任せ!世界一旨いサッポロ一番を作ったる。」と言ってやったら「お父ちゃん、Hは今までインスタントラーメンなんか食べたことがない人やねん。そんなん出したらびっくりしよるで。」と言うのだ。
嫁さんが起きてきて彼らの翌日の朝食の為に前もって作っておいてたサンドイッチを出してやった。

どういう人間やねん、今までインスタントラーメンなんか食べたことがない奴というのは?

実は息子のH先輩は兄と2人で高校からアメリカのボーディングスクールに留学させた留学生であってアメリカで生まれた韓国系アメリカンではなかったのだ。
二人の子供達が高校を卒業し大学に入ると子供達の世話をするために母親をアメリカに送り、家を買ったらしい。

えっ?年間の授業料が6万ドルもするボーディングスクール(寄宿舎制の高校、ハーバードなどの有名大学専門の進学校)に4年間も行かせて大学も私立だろう...
子供1人に年間の授業料の6万ドルを8年間(高校4年/大学4年)、つまり48万ドルを二人分...だから...恐ろしい!子供の教育費だけで日本円に換算したら約1億じゃないか!

それにH君の兄は普通の大学院に行ったので更に何万ドルも必要だったし、大学近くに家も購入したし、子供達を世話するためにアメリカに来た母親の生活費もあるだろうし...Residentでなければ学費ローンは出来ないので一括現金払いになる。

HXXX, Only your father lives in Korea, doesn't he? What does he do?

He is one of them who runs the hospital in Korea.

どうやら彼の父親は一族で韓国で病院を経営しているらしい。
今までインスタントラーメンなんか食べたことがないという事情を納得した。

息子の大学時代の寮のルームメイトであり親友のH君(韓国名にH君が多い)も韓国の専門商社の社長である。
その大学時代の親友H君と大学の寮の近くにある韓国レストランで食事をした時に食べ終わる頃になるとH君が先に父親から持たされているカードで会計を済ませている。
息子の食べた分だけでなく、一緒に韓国レストランに来た数人全員の分である。
その親友H君もカナダの有名なボーディングスクールに高校から4年間行った。
韓国ではアメリカやカナダのボーディングスクールに合格させるための進学塾が幾つもあるらしい。

私は言いたい。

サッポロ一番やチキンラーメンなど、あんなに美味しいインスタントラーメンを食べないなんて、世の中の美味しい物の半分ぐらいを捨てているようなものだよ!

私の日記の悪い癖であるが、日記の内容を指先に任せて書いているので、本文に入に中々入れない。
そろそろ本題に入ろう。

メモリアルデーの休日の今日まで息子達が自宅に滞在すると思っていたが、昨夜に帰ってしまったので私の予定を狂わされた。
でも何の予定もない休日も私は大好きである。

バイクにGPSを付けて私が訪れたことのない街をぶらっと行くのが好きなのだ。
と言っても闇雲に行くのではなく、GPSには幾つかのアンティーク店のアドレスを入力している。
アンティークを集めている私は勿論GPSに登録したアンティーク店を訪れるのもバイク旅の主な目的であるが、今日の様にメモリアルデーの休日でアンティーク店が閉まっているのを承知で出かけることもある。

シカゴ郊外でアンティーク店が存在するということはその街が古くからあるということにもなるのだ。
その街にアメリカ建国当時に立てられた古い教会などがあったりして、その街をバイクでゆっくり走るだけで結構面白いものがある。
お洒落な喫茶店などは無いケースが多いが、クレジットカードが受け付けなく、店の中でレジでお金を払うような昔のタイプのガススタンドでバイクにガソリンを入れ、ジュースを飲んで休憩するのも私には結構面白い。

今日は曇り空、時々細かな雨がチラついている。
こんな日にはバイクに乗りたくないと思ったが、嫁さんは「軟弱なあんたには今日はバイクは無理やろ。」と言われ、意地になってバイクに飛び乗って家を出た。
細かな雨でもバイクで飛ばしている時に頬に当たればチクっと痛いのだ。
少し走っただけで顔が真っ赤になってしまうが、ヘルメットは絶対に被りたくない。

200Kmぐらいの北に行ったところにある初めて訪れるアンティーク店を目指したが、北へ行けば行くほど小雨が酷くなってきたので途中のLong Groveに寄って休憩した。

S004.jpg
Long Groveの市の駐車場にて自撮り

バイクをぶっ飛ばすだけで"生きてて良かった!"と感じることができる素晴らしい乗り物なのに、どうしてこの私の息子がこんな人生の楽しみに全く興味がないのか全く理解できない。
嫁さんも私と知り合う前に中型免許を取っており、私がシカゴでバイクを買うことを一番に賛成してくれた人だ。
そんな両親からどうしてこんな子供が育ったのか全く判らない。
会社で嫌なことがあってもバイクをぶっ飛ばすだけで随分心が軽くなる。
まぁ、この話しはこのぐらいにしておく。

アンティーク店を目指してこれ以上北に進むと小雨が酷くなると判断したので行き先を変更した。
南方面にある「ゲイの聖地」に行くことにした。
森の中にある小さな公園があるのだが、そこが隠れ家的でゲイが集まる聖地と呼ばれる場所があるのだ。
私はゲイを観たくて行きたいわけではなく、その公園に行くまでの森の中の道中をバイクで走るのが気持ちいいのだ。

近所に住むHonda GoldWing 1600ccに乗るMikeさんに一度連れて行ってもらった場所である。
そしてそこでは絶対に写真を撮ってはいけないとMikeさんに注意された。
写真を撮られたゲイ達が怒って喧嘩に発展したことが何度もあったらしい。
男同士が手を繋いで歩いている写真を撮った奴がその写真をネタに脅した奴もいたようだ。
パトロールカーが定期的に見回る重点箇所になっているらしい。

正直言うとその公園に行くまでの森の中の道中をバイクで走りたいだけではない。
あの時はMikeさんに止められて写真を撮れなかったが、今日なら撮れると思ったからだ。
現在の私のバイクにはiPhoneを取り付けられるホルダーがあり、バイクを低速で走らせながらiPhoneのシャッターボタンを押すのはいつもやっていることだ。
シャッター音もバイクのエンジンで聴こえることは不可能だし、写真を撮っていることは絶対に誰にも判らない。

たとえなよなよしたゲイ2人に喧嘩をふっかけられても私は負ける気がしない。
中学生の時にブルースリーの「燃えよドラゴン」を観て町の空手道場の門を叩いた私は無駄に右手を2回も骨折してはいないのだ。
それに私はいちゃついているゲイ達を撮るほど悪趣味ではない。

森の入り口に到着するといきなりパトカーが止まっていた。
休日の今日はゲイ達が多く来ているのか?
私は森の中にバイクを進めた。

S014.jpg

S015.jpg

S022.jpg

ハイウェイをぶっ飛ばすのも面白いが、こういう森の中の細い道をゆっくり走るのも楽しいものである。
オゾンの匂いや木の独特の匂いを顔一杯に受けながらバイクを走らせるのも楽しい。

途中でひょろ長い男二人がこの細い道の真ん中を我が物顔で歩いているのが前方に見えた。
私が段々近づいて来ているのにどちらかの男が片側に移動する気配がない。
このまま行けば2人共に当たってしまう可能性がある。
こういう奴等は私は大嫌いである。

私はギアを一段落としてクラッチを握り、アクセルを思いっきり開けてやった。
私のHONDA 750cc V-Twinのエンジンが吼え、森の中にコダマした。
男2人は驚いて道の両側に避けた。
私がびびってバイクを停めるとでも思ったのだろうか。
相手もちょっとした悪ふざけだったと思うが...

私はゲイの人達に対して何の差別意識は持っていない。
ゲイであろうと誰であろうとあんな風に道の真ん中を我が物顔で占領している奴が間違っているのである。
私としては少しでもどちらかがバイクが通れるスペースを開けてくれればゆっくり安全に側を走ってあげたのだが、ああいうことをされると日本の暴走族のようになってしまった私を責める気持ちにはなれない。
普段仕事で私のアシスタントの黒人の大男達と喧々諤々やっているのにあんなひょろ長い白人2人に道を"通うせんぼう"されたぐらいでびびっていては17年間も会社に行けなるはずがない。

森の中を走り始めた時に少し気分を悪くさせられたが、木の独特の匂いを顔一杯に受けながらバイクを走っているとすぐに良い気分を取り戻した。
そして最終地であるゲイの聖地に着いた。

S019.jpg

ゲイ達が写っている写真はここには掲載できないが、大きな森の深く入った所に人々が寛げる小さい公園がこの写真のフレーム外にある。
今日は午前中に小雨が降ったので人は少なかった。
Mikeさんに連れて来てもらった時はもっと人が多かった。
でもMikeさんのアドバイス通り、昼間に訪れるなら問題ないが、夕方以降にこの聖地に来るのは止めた方がいい雰囲気が漂う場所だった。
森の入り口付近にある公園にはジョギングしている者やカッフルや小さな子供を連れた親子連れを見かけたが、さすがにゲイの聖地への道にはジョギングしている者には誰も会わなかった。

人目を憚ってこんな森の中深くまでたどり着かないと押っ広げに男同士が手を繋いで芝生に寝転げないのだと考えるとゲイの聖地で私のバイクのエンジン音を轟かせたことを申し訳なかったと少し反省した。
確かにゲイの聖地までの途中の道をバイクで走るのは気持ちが良いが、その道がゲイの聖地に続いているのを知っているからバイクで走ってみたい興味を誘ったと思う。
もしその道が普通の森の中の道なら私はそんなに興味はなかったかもしれない。

写真は掲載させてもらったが、このゲイの聖地がどこにあるのかは書かないし、もう二度とそこへは行かない積もりである。
そうっとしておいてやろう。
彼らは彼らで人生のブルースを生きていると感じたからだ。





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最終更新日  2015.05.26 14:29:57
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