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わけのわからない日が続く シカゴ編

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2017.12.18
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今日(日曜日)は少し悲しい出来事があったのだ。

今月初めに嫁さんが日本から買ってきてくれたエースコックのワンタンメンを食べた。

私が頼んだものと違うではないか!

私があれ程嫁さんに「黄色い袋麺のエースコックのワンタンメン。いつものやつ。」と頼んでいたにも関わらず、赤い袋の”関西だししょうゆ”という新製品を持って帰ってきたのだ。

これじゃアカンやろ!

どれだけガッカリしたことか...

左耳の鼓膜が再度破れて、気分的に落ち込んでいたのでいつものエースコックのワンタンメンを食べて元気を出そうと思っていたのに...

嫁さんはインスタントラーメンを年に一度も食べない人であり、インスタントラーメンへの愛情の一欠片もない人なのだ。
「そりゃ悪かったね。」なんて嫁さんは笑いながら言うが私の目は全く笑ってなかった。



私は新しいラーメンを食べる時は一切具は入れないことにしている。
卵だけは別であるが...
そうしないとラーメン本来の味が判断出来ないからである。



「あんたはいつもいつも同じラーメンを食べて...そんなことをしてたらいつまでも経っても進歩がないやろ。少しぐらいは新しい物に挑戦しなさいよ!今までよりもっと美味しいものが見つかる可能性があるやん!」

嫁さんの言うことは百も承知である!
確かに新しいものに挑戦しなければもっと美味しいものが発見出来ないだろう。
しかしそれは余裕がないと出来ないものであることを嫁さんは全然判っていない。

会社での新製品の開発も既存の製品が売れ続けているから開発費が捻出できるのであり、既存の製品が不調であれば新製品に挑戦する体力が生まれない。
エースコックのワンタンメンにしても同じだ!
いつもの黄色い袋麺を5個食べた後に新しいワンタンメンに挑戦してみようかなという気分になるが、いつもの黄色い袋麺が一個もなければ話にならないのだ。



Jazzでも同じことが言えると私は思っている。
私にとってJazzの醍醐味はやはりスタンダード曲である。
Jazzスタンダード曲というものは50年も60年も人々に演奏され続けている。
いつ聴いても安心してメロディを楽しめるものである。
スタンダード曲には流行り廃りの要素が一切入っていなく、飽きが来ない不変の要素を持っているものだ。
50年も60年も人々に演奏され続けているのはちゃんとした理由があるのだ。

たとえばFly Me to the Moon。
1954年にBart Howardが作ったスタンダード中のスタンダード曲であるが、60年以上も前の歌である。
1960年代初頭にFrank Sinatraが歌って大ヒット曲になる。

私にとって日本のスタンダード曲の一つにユーミンの「卒業写真」がある。
これは私が高校1年生の1975年にラジオで聴いて直ぐに大好きになった歌であり、COBALT HOURというLPを駅前のキタダレコード店に買いに走ったものだ。
あれから40年以上も経つが、これまでに色んな歌い手がカバーしている。
未だに私は聴き続けている歌である。

去年に発売されたユーミンの最新アルバム「宇宙図書館」も聴きたいと思うが、先ずは「卒業写真」や「ルージュの伝言」や「あの日に帰りたい」といったスタンダードの方を私は聴いてしまうのだ。
それが40年以上も生き残ってきたスタンダードの強みなのだ。

黄色い袋麺のエースコックのワンタンメンは1963年に発売されて以来、関西を中心に54年間も愛されつづけているインスタントラーメンのスタンダード商品である。
今までに数え切れないぐらいのインスタントラーメンが発売されたが、そのほどんどは直ぐに世の中から消えていく運命である。
50年以上も人々に愛され続けられているのは時代を超えた美味しさがあるだ!

嫁さんが持ち帰ってきた「エースコックのワンタンメン 関西だししょうゆ」も決して不味いものではなかった。
いや、期待した以上に美味しかったと思う。
しかしこのラーメンが今後50年以上も食べ続けられるかどうかは疑問である。

シカゴ界隈で買える日本の生ラーメンの中ではこの「明星のしょうゆラーメン」が一番美味しいと思っており、ここ数年はこのラーメンを毎週金曜日の夕食に食べている。
ミツワとテンスケで買える全ての生ラーメンの全てを何順も制覇した後に出した結果である。
これは私のシカゴでの生ラーメンのスタンダードである。
これを嫁さんが勝手に変えてしまえば私は無茶苦茶怒るだろう。

息子も嫁さんも滅多に仕事中の私に電話を掛けてくることはないが、2年ほど前に嫁さんから掛かってきたのは、ミツワで「明星のしょうゆラーメン」が売り切れだったのでマルちゃんの生ラーメンに変えてもいいかという確認の電話であった。
私は嫁さんに楯突くことは滅多にないが、ラーメンだけに関しては1㎜も容赦しないことを嫁さんはよく判っている。





何もかも新しいものが良いというわけではないということを嫁さんには理解して欲しいと思うのだ。
何事に関しても”いつものやつ”っていうものには”いつものやつ”になっただけのちゃんとした理由が存在することを言っておく。





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最終更新日  2017.12.18 05:44:58
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