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カテゴリ:書評とか書店とか
チェーホフの戦争
(青土社、宮沢章夫) 宮沢章夫氏が「ユリイカ」に連載していた「チェーホフを読む」の単行本化。連載中は何回か立ち読みしたこともあって、個人的にも熱望してた単行本化の実現でした。 ここで取り上げている戯曲は「桜の園」「かもめ」「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」の四作品ですが、現代社会とのアナロジーでそれぞれの戯曲の面白さを分析しています。かなり仔細な部分への偏執的なまでの読み込み作業を行っていますが、どれも独特の視線によるものですので、最後まで楽しめると思います。ただ、あくまでも芝居の原作というだけでなく戯曲単独としての楽しみ方も満喫できます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/05/01 11:16:18 PM
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