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藤彰三からネイチャーセンターの『開墾生活』

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2016年04月21日
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 町内の小学校の農園に、ウニ殻で作った肥料を提供してきました。

 近年、志津川湾では、ウニやアワビの餌となる大型の海藻類が衰退したり消失する現象が見られるようになりました(「磯焼け」とも呼ばれる現象です)。様々な原因が考えられますが、その一つにウニの食害があります(もちろんウニだけが悪者ではありません)。放っておくと新たに芽生えた海藻もすぐにウニが食べてしまうので、いつまでたっても海藻の森は戻らないし、ウニも痩せて商品価値がないままです。そこで、ウニを間引いて、再利用する活動が行われています。カゴで畜養して太らせて出荷したり、他の場所に移植したり、いろいろな取組みが行われていますが、それでも間に合わないほどウニが大量発生している場合は廃棄することになるかもしれません。そこで昨年度、ウニ殻で肥料が作れないかと、漁業者の方々と一緒に、試験的にウニ殻でのたい肥化試験を実施しました。過去に実施されたヒトデのたい肥化手法を参考にして行い、その結果よい肥料が完成しました。カルシウムをはじめとするミネラルが豊富に含まれています。

 健全な藻場が戻ったら、ウニの加工場から廃棄されるウニ殻で肥料を作れたらよいですね。さらに、水産現場から廃棄されるその他の水産系残渣も肥料の原料として海と里の循環が計れたら素晴らしいですね。今、目の前の海で起こっている問題や、循環を目指した取組みについて、全校生徒のみなさんに説明させてもらいました。その後、一緒に、新しく作った畑にウニ殻入り肥料をまく作業も行いました。これからいろいろな野菜を育てるとのこと。土や野菜とのふれあいの中で、海とのつながりも実感してもらえたら嬉しい限りです。

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最終更新日  2016年04月21日 18時03分15秒
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