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カテゴリ:古文
未来において、「川」はどのように読まれているでしょうか。
現在、学校教育で行われている古文学習では、文中の「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」は 「ワ」「イ」「ウ」「エ」「オ」と読み、現代仮名遣いに直す場合は「わ」「い」「う」「え」「お」と直すように教えられています。 表記される文字の発音が時代によって異なってきたため、このようなことがおきているわけです。 では、古の人々は実際に、どのように発音していたのでしょう。例えば、「川」(かは)を昔の人々はどのように発音したのでしょうか。 坂梨隆三先生によりますと平安時代に、語中、語尾のハ行音(Φa・ΦiΦu・Φe・Φo)は、ワ行音(ワ Wa・ ヰ Wi・ウWu・ヱ We・ヲ Wo) に転じたそうです。 川(KaΦa) は 川(KaWa)と発音されるようになったとか。 さらにさかのぼれば、「は」は 破裂音のP音、つまり「ぱ」。とするなら「Ka Pa」。 歴史の中で、川は、カパ→カファ→カワと発音が変化してきたということです。では、未来において、川はどのように読まれていくのでしょう。 「ワ Wa・ ヰ Wi・ウWu・ヱ We・ヲ Wo」が 今はW音が消失化していることを考えると、「KaA」「かあ」となるかもしれません。 【新品】マンガ日本の古典 [文庫版] (1-32巻 全巻) 全巻セット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月03日 00時41分24秒
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