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カテゴリ:エンタテインメント
![]() ANJINhttp://anjin-englishsamurai.com/を見てきました。 わりあい早めに手配していたので前から10列目真ん中のいい席でした。(それでもオペラグラスが要るなと思った) これはイギリスと日本のコラボレーションで、演出はシェイクスピア劇を得意とするグレゴリー・ドーラン、脚本は日英共同執筆ということです。 ANJINというのは日本に漂着したイギリス人航海長で、かれが日本に定住するようになった経過と当時の日本の激動の様が劇では合わせて描かれています。 このANJINと徳川家康の通訳を務める宣教師を演じるのが藤原竜也くんです。 かれはこのためにイギリスで個人レッスンをしてもらったそうですが、「たのむ!野田秀樹さんのせめて1/10でいいから上手であってくれ!」と、祈る気持ちで見に行きましたが、をーーー、ブリティッシュでした!(ToT) このお芝居はイギリスでも演じられるそうですが、藤原竜也は「徹子の部屋」で「日本でやるときなら少々間違えても・・・」などとホザいていました。 はいはい、その通り、分かりませんでしたとも。 印象的には、お芝居は1/3くらい英語でした。(実際はそんなにはなかったと思うけど) 横に字幕が出るのだけど、分かりもしないのに英語を聞いていました。 (劇中竜也くんは同時通訳もしていました) イギリス人たちの中に竜也くんが一人という場面もあったので、かれが苦労しただろうことはしのばれます。 英語はちいとも分からなかったのですが、芝居には大満足でした。 のっけから、石田三成が出てきて、三成VS家康?! ANJINはどーなっちゃったの?って感じに、あのエライ騒ぎの関が原の動乱が描かれます。 これがとても分かりやすくて、舞台装置や武将の甲冑も立派です。 井伊の赤備えといわれた井伊長政の武具や、大谷吉継、黒田長政なども姿格好でだれとすぐ分かります。 シェイクスピア劇なんかは見たことがないけど、今回のこのお芝居はとても大衆的な感じがしました。難解じゃなくて分かりやすい。 ワキを務める方々も印象的でした。 秀頼の子、国松に死罪について言い聞かせる場面などでは、おそらくみんなほろほろ泣いたんじゃないでしょうか。 このお芝居を見た人は、家康ってなんてステキなじいさまだろう!って思ったかもしれません。 でも、わたしなどは家康は大阪城の堀を埋めたずっこいヤツと悪印象をもって育っているので(笑)、ちょっと褒めすぎだよーって、何度も思いました。 最期の近づいた家康にANJINが「アーサー王みたいだ」って言うのも褒めすぎ! あとから考えたら、 (武士の血が押さえきれなくなった竜也くんが真田幸村を討つことになるのですが) ここはやっぱり討たせてはいけなかった!大阪女としては。 明日は、だれか止めてください! 演出を手がけたグレゴリー・ドーラン氏はイギリスで6月、わたしが最近GRで読んだThomas Maloryの「アーサー王の死」を演るそうです。 http://www.rsc.org.uk/whatson/8960.aspx こんなのが見に行ける身分だったらどんなにいいでしょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.27 22:51:24
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