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テーマ:英語のお勉強日記(7879)
カテゴリ:Books
この本は100ページほどだけど絵が多いし字も大きいから、ほんのダイジェストです。 (以下すべて、ネタバレです) 音もなく真っ暗な世界で、いったいどうやって?と思って読みましたが、けっこうそれは一面的な考え、偏見かもしれないという気がしました。 サリバン先生と出会う前のヘレンも、戸外が好きで植物の成長を楽しんだり色んな遊びをしていたし、 よく知られているwaterの発見以降は、お母さんが心配するくらい熱心に勉強を始めたし、ヘレンは無邪気といっていいくらい前向きな活力のある少女でした。 視力聴力以外の、触覚・嗅覚・味覚のほかにも、ヘレンはバイブレーションで周囲の気配を感じていました。 水泳をよろこんだことや、自ら書いた物語を盗作と疑われたときは、サリバン先生も伴わず単身盲学校へ行って(いったいどうやって行ったのかは分かりません)申し立てをしたこと、 さすがのサリバン先生もそれは無理だからやめたほうがいいと引き止めた「話す」ことへも挑戦したこと。 そして感銘を受けたのは、 サリバン先生とヘレンは一心同体のようになって苦楽を共にしていましたが、 ヘレンがそのふたりの生活の資を自分たちで得ようとしたことでした。 ヘレンはvaudeville(軽演劇)と呼ばれるショーに先生とふたりで出て出演料を稼ぎました。 先生もお母さんも見世物みたいだと賛成ではなかったけれど。 ヘレンはまたstubborn(頑固)でもあって、ハーバードの妹校のようであったRadcliffeを卒業するのが悲願でした。 (映画「ラブストーリー」の女の子が行ってた学校です) 点字の本もほとんどなかったでしょうから、人手を借りずには勉強できないヘレンにとってこれがどれだけ大変なことだったか! 彼女は病気になって、心配したお母さんにサリバン先生と引き離されそうになりました。 そんなこんなで、最後まで興味ぶかく読めた1冊でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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