TRACER900GTインプレッション(その2)
TRACER900GTのインプレッション、その2です。今回はGTに加わっている機能を中心にインプレを行っていきます。まずはQSS(クイックシフトシステム)について。シフトロッドの途中にパーツがついていることが分かるかと思います。使ってみると、これは便利!シフトアップ方向だけの機能ですが、加速の際、シフトアップでアクセルを戻さず、クラッチレバーを握らずにシフトアップが足だけで出来るのは楽ちん!さらに、回転数を合わせてくれ、シフトアップ時のギクシャクとした動きはありません。これは優れもの。(但し、QSSは20km/h以上の速度で、2300rpm以上の回転数かつ、加速時のみに有効です。)加速状態以外でこれをすると、ガシャッとギクシャクしたシフトアップになってしまいます。レースシーンで培われたシステムなので、当然かもしれませんね。ですが公道でも考えようによっては有用で、ひとつやらねばならないこと(レバーを握りアクセルを戻す)が減るので、周りを見る余裕が生まれますよね。次にクーズコントロールシステムについてハンドル左側の"RES"と"SET"ボタンの間にあるのがクルーズコントロールのON, OFFを切り替えるスイッチです。これを押すと、メーターにクルーズコントロールシステムがONとなっていることが表示され、この状態で、目的の速度まで上げた状態で、"SET"ボタンを押すことでオートクルーズが発動し、その速度を維持し、走行してくれます。(但し、4速以上のギアで、50km/hの速度の時のみ使用可能です。)さらに、"RES"、"SET"ボタンで2 km/hずつ車速を変更できます。キャンセルしたい場合はクルーズコントロールスイッチをOFF、クラッチ若しくはブレーキレバーを握るか、アクセルを逆方向に捻ればOKです。これはまだ慣らしの段階で、高速での使用ができてはいませんが、大きめの国道など比較的速度が高めの場所で使用してみました。印象は、何これ、便利すぎる!!それに使い勝手は、かなり良いです。SETするのも、解除も一連の動作を覚えてしまえば簡単。これは長距離ツーリングの時が楽しみな機能ですね。最後にウインドシールドについて。シールドが簡単に上げ下げできるようになったのは、今回のモデルチェンジの中でもかなり大きなところ。本当に便利になりました。片手で簡単に高さ調節できるので、わざわざ降りて調節せずとも良くなったのは素晴らしい進化です。シールドの形状もMT-09 TRACERと比べると横幅が加わり、防風効果も幾分か向上したように感じました。但し、頭部までの効果を望むのであれば、シールドを高めに変更するのが良いかと。今回のインプレはここまで。次回も細かなあれこれを載せていきますね。最後に、追加でフロントフォークのアウターの色と合わせてタンクボルトをゴールドに変更。これは前の相棒からの流用です。【メーカー在庫あり】 ポッシュ POSH 24Kクローム タンクキャップカバーボルトセット ヤマハ ステンレス 671805 JP店