野見宿禰神社
野見宿禰神社野見宿禰(のみのすくね)を相撲の神様として祀る神社です。野見宿禰は、土師氏の祖で、当麻蹴速(たいまのけはや)と相撲(角力)をとったかたです(『日本書紀』)。『播磨国風土記』揖保郡立野条によると、野見宿禰が大和から出雲の国へ帰る途中、 日下部野(くさかべの)に宿泊した際、病死してしまったとのことです。そのとき、出雲の人が来て、大勢の人が野に立ち並び、揖保川の石を手から手に山まで運び、墓を作ったとのこと。そこでこの地は、立野(たちの)と名づけられ、その墓屋(陵墓)は出雲の墓屋と名づけられたとあります。立野は、後に「龍野」と名を変えます。そして、現在は「たつの市」。 野見宿禰を祀る神社やお墓は日本の各地にありますが、『播磨風土記』に記されている当地の野見宿禰神社やお墓は、別格ですね。所在地:〒679-4171 兵庫県たつの市龍野町北龍野 野見宿禰神社 長い階段の先に野見宿禰神社があります。 野見宿禰神社のある山の中腹に龍野神社がありますが、 近くに塚と力水があります。