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人について学ぶ旅

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2009.11.19
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カテゴリ:舞台系
どうして…
53歳…あまりにも早すぎる…

大学生だった頃、一時、宝塚にハマり、フェリーに乗って友と宝塚市まで公演を見に行きました。
演目は、芳醇なワインのようなショー『フラッシュ』
あのショーを生で見ることができた幸運をせめて噛み締めます。

それから、北海道厚生年金会館の一列目で、フェルゼンを拝見する機会も得ました。
友と徹夜で、4プラ前のプレイガイドに並んだんです。
大浦さんが発する、温かくて優しいオーラが会場全体を満たした瞬間を、今でもはっきりと思い出すことができます。

そして、彼女は素晴らしい「リーダー」だった…
彼女が率いた花組からは、多くのトップさんが輩出されました。
また、脇役にも味のある役者さんがそろっており、本当に人材の宝庫という感じの組でした。
ある雑誌での、大浦さんの一言が未だに印象に残っています。
花組をスポーツに例えると?「野球。みんながスターだから」
宝塚百年に一度のダンサーが、こういう姿勢で舞台を作り上げていたのだとしたら…組子さんたちも、そりゃもう、頑張るっきゃないっしょ!っていう感じだったのではないかなぁと。
また、某動画サイトをあさっていた時のこと。
彼女と相手役のひびき美都さんが、平成版ベルサイユのばらの思い出について語るシーンを発見しました。
私たちのベルサイユのばらは、踊るフェルゼン篇と言われているけれど…という大浦さん。
「でも、違うんですよ」と。
「フェルゼンは他のベルサイユのばらでも、意外と踊っているんですよ。でも、アントワネットが踊っているベルばらは他にはありません」。
これ聞いた時には、泣きそうになりました。
男役ありきの宝塚の、百年に一度のダンサーと言われたトップが、このように相手役を立てるとは…
大浦さんのこうした姿勢が、組子さんを育て上げたのではないかと、想像するのです。

実力と人望を兼ね備えた、素晴らしい方だったことが伺われ、より、その早すぎる死が残念でなりません。
生の公演を見たのは数えるばかりである、うす~~~~いファンの私ですら、こんな思いを抱くのですから、長年の大浦さんのファンの方の悲しみはいかばかりかと思うと…

ご冥福を心からお祈り致します。





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Last updated  2009.11.19 20:55:26
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