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「草にすわる」 八木重吉 わたしのまちがいだった
ずっとずっと気になっていた「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、とうとう参加してきました!!!
目以外のなにかで、ものを見たことがありますか? 暗闇の中の対話。 ダイアログ・イン・ザ・ダークは、まっくらやみのエンターテイメントです。 参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。
自分の手すら見えない真っ暗闇というのは、特に都会に住んでいると、なかなか出会えるものではありません。 視覚が遮断されると、他の感覚が鋭敏になる……夜、寝ようと思って電気を消してから布団に入るまでの、手探りで闇の中を進む感じ。これをもっと極めた感覚を味わいたいと、このイベントを知ってからずっと思っていたのです。
そういう、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされることへの感動のほかに、もうひとつ感じたことは……他人との近い距離が、本当はこんなに心地よいものだったのかということ。 一緒に入った仲間たちのうち、知人はH江さん一人。他は、その時初めて出会った人たちです。その人たちと、暗闇の中を、お互いに声を掛け合い、時には手を差しのべ合いながら進んでいくのです。 普段だったら電車で少し肌が触れ合うだけでもムキーッ!ってなるのに、暗闇の中では、握り合う手の温かさが本当に嬉しかったりする。自分自身の輪郭すら見失いそうな闇の中で、隣に立つ人に触れているとすごく安心する。これだけでも、とにかく、貴重な経験でした。 そして、目が見えない方は、いつもこんな暗闇の中で生きているんだということ……。
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Last updated
2009.08.17 20:57:23
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