社会科見学の天国と地獄
今日長男はバスに乗って社会科見学に行った。最初にハム工場に行き 続いてミカン農園に そして牛乳工場へ行き学校に帰るというルートだった。昨日の夜はどれだけ明日の社会科見学を楽しみにしていたかという事を延々と聞かされた。実はこの日がくるのを指折り数えて待っていたのだと打ち明けられた(笑)社会科見学の何が楽しみなんだと聞いたが社会科見学が楽しみなんだとストレートに答えてきた。舞い上がっていてよく考えられないみたいなので 深く追求するのは止めておいた。そして今朝 起きてきた長男が言った。「長男はね~社会科見学の事ばかり気になって全然寝てないよ。1時・3時・5時・そして6時。こんなにもたくさん目が覚めた。だって寝ても寝ても寝れないんだもん。」と眉間にシワを寄せながら。「よかったね。いや眠ってないからよくはないのか。。。まっいいや。とにかく見学なんだからしっかりと見てきなよ。後から書く作文にちゃんと書けるようにね。」と若干釘をさしておいた。そして夕方「あー楽しかったぁ。」と帰って来た長男。お弁当の時間が短くオヤツが食べれなかった事や バスで隣同士に座ったM君と1時間しりとりをした話 ミカンを食べた話 ハム工場で貰ったハムをデザートに食べたい話などまたもや延々と聞かされた。話終わった後しばらくして長男に尋ねた。「ねぇねぇ 宿題の見学の作文書いた??」「うん。」「じゃあ持ってきて見せて。」「わかった。」そして作文ノートを持ってきた長男。ページをめくり今日の作文を読んだ。・・・・・・・。なんてこったい・・・。こんな作文書きやがって・・・。こんなの長女でも書けるじゃん・・・。何を見てきたんだよ・・・。ガーン・・・。というようなお粗末な作文だった。行った場所だけ書き記し 後はバスの中の事 お弁当の事しか書いてなかった。信じられない。あれだけ楽しみにしていたのに書いていたのは場所の事だけなんて。これじゃあ社会科見学に行った意味が全然ないじゃん。私の頭の中はグラグラ煮えたぎり 即長男にひと言申し上げた。「ちょっと・・・これどういう事。これが見学の作文??ふざけんなよ。書き直せ。」「えっ??やっぱりこれじゃダメ?!あー書き直すよ。」と言いながら机に座った。しばらくして作文を持ってきた。がさっきに少し色がついたくらい。「あのねぇ 今日の見学でいったい何を見てきたの??ボーっと見てきただけかい。行く前に言ったろーちゃんと見てこいよって!!!何のための見学??遊びに行った訳じゃないよ。勉強しに行ったはず!!適当に終わらせようと書いてる作文なら何回も何回も書き直させるよ!!」ときつーく言ってやった。が再度持ってきた作文も後半は自棄になって書いた文章だった。そして私はブチ切れた。書き直しはさせなかったがガツンガツン言ってやった。そして長男ノックダウン。台所の片隅で膝を抱え泣きが入る。それを見た長女が旦那に報告。旦那に抱っこされこの場から脱出する長男。そして取り残された私は次女からひと言。「お母さんが泣かしたね。むふ。」と。楽しいはずだった社会科見学は魔の社会科見学となってしまった。私も言いすぎたなぁとちょっと反省。しかし 長男の作文はいつもそうだ。上手く組み立てて書く事が出来ていない。喋らせれば上手く言えるけど それを文章にする事が苦手みたいだ。苦手だから大目に見るという事が私には出来ない。しかも長男の場合 苦手だから逃げるという行為が入ってる。適当に書いておこう。そしたらその場はしのげるって感じで。だから困ったものなのだ。私の言い方にも問題があり 長男の態度にも問題がある。そこがかみ合えばいいんだけど それがなかなか。。。私もそうだったが親心としては 私のようにならない為にもキチンとやって欲しいのだ。天国にもなり地獄にもなる社会科見学恐るべし。