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どうしてなのだろう、Recording空間が機材で埋め尽くされているのだ。
素人なら楽器は一つあればいいが、絵を描くのと同じで此処のフレーズにあった楽器を使おうということになると、何十本かある中から数本を選んで弾いてみるのだ。 しかし、快適なRecording空間には、ある程度の機能分離がなされていないと事がうまくいかないのだ。 楽器も機材も自分の好みにあったものを選んだので、現在はこれ以上のものはいらないと思うのだ。後は、きちんと使いやすく整理して、楽器を演奏する空間を作ってやることなのである。 さて、私は一つのものに集中して、その機材の使える要素を全て使い倒すということが大好きなのであるが、機材や楽器が多いとそれぞれの組み合わせで、音色がどう変化するのを見極めるのに膨大な時間を要するのである。 どの楽器でも、持ってきて、いつも同じSet upでよい音色になるとは限らないのである。楽器や機材の癖や特徴に熟知して最良の組み合わせを作れれば、出音は問題ないのだ。Rocordingは、音楽家の人生のある一定の時間を切り取る作業であるし、素材を適材適所に配置していくというジグゾーパズルのような作業が待っているのだ。 諸君は、曲の断片を思いつけば、曲なんて10分くらいでできてしまうものと考えていないだろうか?勿論、そういう場合がないとも言えないが、一瞬で全てが出来てしまうことはないのだ。こんな感じだというイメージは残っているから、それを膨らましていくというのが正しいのだ。 ところで、使う機材は簡潔であり、その日の作業を適切に記録できるものでないといけないと思うのだ。やれ、「分厚いManualを読まなきゃならんのかあああー?」 なんて格闘していると肝心の曲を作れずに止まってしまっているのだ。 ええええー、一体、何ヶ月待たせるんや。ボケーッ! こりゃー、自分の中のもう一人の自分が相当怒りだしておりますよ。 あああー、なんとかせなあかんがな!! しゃーないなあ。暫くは、すべての作業中止じゃー!! そうじゃなあー、こうなったら、暫く休んで、ボチボチ行こか? こういった話が、私の頭の中で繰り返されとります。 大きな葛藤です。それに、産みの苦しみです。 そんな時は、全てを忘れて、ひたすら気分転換に取材旅行にも行きたいです。Irlandなんかは、私の音楽の巡礼地にピッタリであります。 しかし、まだ行く時期ではありません。行くからには日本代表に恥じない腕前を取り戻してから向こうで演奏して楽しみたいのです。Live Recordingもやってみようと思います。 今年のProjectsは、前代未聞です。チケットピアなどには情報を流さないかもしれません。
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Last updated
2007.01.10 08:50:45
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