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テーマ:世界の中の日本(524)
カテゴリ:タイ・ラオス そして、アジアの国々
バンコクの日本食を売っているスーパーマーケット「フジスーパー」2号店のあるビルに、日本食の定食やラーメンなどを食べさせてくれる店がある。べつに、ホームシックになったわけでもなく、所変われば、日本食といえど、味がどう変わるのかが、気になって入ったのだ。
本当は、この店に行くつもりではなく、機材に使う9ボルト用アルカリ乾電池の手持ちが、少なかったので、もしかすると、日本人フジスーパーならあるのではと思って行ったのだ。それが、丁度夕飯時だったので、足を伸ばしたのだ。 実は、その日の午前中に、MKBという、東急百貨店の入っている、バンコクの中心部のショッピングセンターに、行って探して不発だったからだった。MKBの三階には、小さな、パソコンショップや、携帯電話ショップが、立ち並んでいる。ノリとしては、どこか、秋葉原の駅前付近の屋内の電気屋に近い雰囲気を持っている。 そこで、ブランクディスクと、テーブルタップを入手出来たのはいいが、肝心の乾電池が入手出来なかったのだ。 アルカリ乾電池は、日本とあまり、値段が変わらないため、9V電池一個で、昼飯、3-5食分の値段と、高価なため、需要が少ないのだ。 今回使う機材では、その電池を同時に3本消費し、しかも、4-5時間で電池を使い切るというものなので、タイの一般人からすると、とてつもなく、ランニングコストの高いシロモノなのだ。 そんなことで、必要数が、入手出来なかったため、もしかして日本人がよく利用するあそこにあるのでは、と思い、フジスーパーに出向いたわけだ。 さて、そのお店に入る、作務衣風の和服を着たタイ人女性が出迎える、一人で来た事を告げると、カウンターを案内された。 とはいいつつも、内装は、そこら辺の食堂そのままである。 そういう、気取らない内装がいいのか、日本人に人気があるようだ。私が来てから、何人もの、技術職と思われる、作業服を着た、仕事帰りの日本人が何人も店に入ってきた。 そのうち、一人が、私の隣に座り、なにやら、「ベイスポ」と書かれたスポーツ新聞を読み出したのだ。 よく見ると、デイリースポーツと提携と書かれ、しかも、無料と書かれている。 これは、スポーツ紙の形をした、週刊のフリーペーパーなのだ。 どこで、もらえるのかと思ったら、会計をすまそうと、店を出ようとしたとき、横に置いてあった。 そして、ペラペラとめくると「日立レイソル」という文字が目に入った。Jリーグの「柏レイソル」なら知ってるし、あそこは、もともと、日立だったよねと思いつつ、横の写真を見ると、なんと、「柏レイソル」と同じようなユニフォームを着ているではないか。 なんじゃコレと思って、よくよく見ると、バンコク在住の日本人が、ソフトボール大会を開いていて、その中の有力チームなんだそうだ。 この「ベイスポ」は、日本のスポーツ芸能情報の他、日本人の地域情報紙でもある。だからこそ、日本人会のソフトボール大会も、きっちりと採り上げられているようなのだ。 さて、食事も終わり、フジスーパーに行く、ここは、置いてある商品の表示の殆どが、タイ語なだけで、ほとんど、日本のスーパーと変わりがない。豆腐なども置いてある。さすが、2万人とか、3万人とか言われる、バンコクに住む、日本人の胃袋を支えるスーパーマーケットだ。 買うモノは、ほとんど無かったが、少し、食材を買って、レジの方に向かうと、乾電池が山のように置いてある。そして、目的の電池を発見する。 その在庫の量は、新宿の紀伊国屋書店の隣のビッグカメラ1階より、明らかに多い。もちろん、9Vのアルカリ乾電池を9本買っても、在庫は余裕という感じだ。 日本人の胃袋だけでなく、生活、その他の消耗品までも、きっちりカバーしているのには驚いた。 日本人の、電気製品の感覚が特別なことに気づいたと同時に、日本人がどこに行っても、日本であろうとするというか、日本の生活を崩したくないというエネルギーを感じた。 まあ、西欧の国とか、中国、韓国あたりも、同じ傾向があるんだろうけど、とりあえず、日本人恐るべしと感じた一瞬だった。 「ベイスポ」 http://www.bayspo.com/ もともとは、北カリフォルニアの日本人向けのフリーペーパーで、2003年末からバンコクにも同名のフリーペーパーが登場。 「タイ国日本人会ソフトボール大会」 http://www.jat.or.th/kakubu/undoubu/soft.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.08.22 21:11:08
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