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2004.12.09
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12/9より、3日間、東京ビッグサイトにて、エコプロダクツ2004という、環境関係の展示会が行われる。
展示会というものは、初日に行く方が、キーマンに会え易い。そういうこともあり、朝一番に、行くことにした。
さて、展示会は、派手な演出を見たり、景品をもらうという楽しみ方があるが、私は、なるべく、小さいブースに行くのが、面白いと思っている。
大企業の大きなブースでも、係員が立っている、ちょっと人気のないブースが楽しいのである。

ということで、印象深かったブースをいくつか紹介します。

「油脂分自動除去機」有限会社・大都技研
http://www.greaseeco.co.jp/
大都と言っても、ガラスの仮面の大都芸能とは、全く関係ない。(当たり前か)
この会社のすごいところは、ラーメン屋さんの排水に混じる、油の除去技術が優れていて、環境への負荷を減らすのだが、従来の「グリストラップ」という、床に穴を空けて設置する、装置の必要が無くなる上。取り除いた回収油を、再利用しやすい品質で取り出すことが出来るそうだ。
「排水を汚さない」「リサイクル出来る」という大きな二つの環境への配慮と、床に穴を空けないことで、今まで、飲食店が入れないような建物にも、飲食店が進出できるという利点がある。これは、飲食店展開の可能性を広げる技術でもある。
しかし、新しい技術の良い機械だからこそ、ぶつかる問題がある。それは、法律や、規制が追いつかないことである。
飲食店には、除外設備の設置が義務づけられている。しかし、新しい製品は、いくら性能が良くても、法律や規制の条文に書かれていな設備ということで、除外設備として認めてくれないのだ。
今は、いくつかの下水道局の現場の担当に認めてもらっているようだが、まだまだ、道は険しいようだ。
これにプラスして、まだまだ、多くの問題がある。
多くの飲食店は、排水をする量が、水質検査を受ける水量に達しない為に、排水をそのまま流す所が多く、環境に配慮しようという意識が低いとのことだ。
飲食チェーン店では、環境ISOと言われているISO14001を取得することで、企業責任を考えている所があり、そういう所には、少しずつ採用されているらしいが、飲食店の多くは、企業責任という意識が薄い零細経営だったりするのだ。
ラーメン屋というのは、起業しやすい業種の一つで、アイデアと技術と比較的少ない投資で出来るし、しかも、様々なコンサルタントがいて、起業のノウハウが蓄積されているのが特徴の一つだ。
そんな、新規のラーメン屋の多くは、いわゆる「トンコツしょうゆ系」である。一時の「豚の背脂」ブームは、少し落ち着いた気がするが、あいかわらず、こってり系が主流である。
この「トンコツしょうゆ系ラーメン」は、マヨネーズばかり食べる、マヨラーと比例して増えていると唱えている人もいる。
それは、マクドナルドが、牛肉100%と謳いつつも、おいしさ必要な脂身のない肉をハンバーガーに使用したため、そのうま味の脂肪分を、後で添加したために、その脂身に慣れた子供達が、成長して、油脂を好む、マヨラーになったり、トンコツしょうゆばかり食べる人が育ったという。
このことは、本当かどうかはわからないが、マヨネーズにしろ、トンコツしょうゆラーメンにしろ、脂肪分を好む傾向はあると思う。
ポピュラリティを得ているだけに、ラーメン屋からは、大量の油脂が下水に流れ、それが、下水の処理施設の負担を増やしている。
小さい会社かもしれないが、いろいろ、知恵を絞って、頑張っているのは、とても、好感が持てた。

さて、Be Good Cafeで、食事を取る。
いろんな、オーガニック食品を使った料理が楽しめる。
初日と言うこともあってか、いろんな事が起こる。
どうも、一部の料理の調理が追いつかず、長蛇の列が出来上がってしまっている。しかも、すぐ食べられそうな、カレーが、無くなってしまって、新たに作っているという。
他を回って、時間を潰すという手もあったが、並んだ方が早いと思って、列の最後尾に並んだ。
10分ほど待ったら、料理のオーダーが出来た。意外に早かった。
料理をもって、席を探していると、誰かに、声をかけられた。なんとワークショップ系の本を出されている中野民夫さんだった。一回ワークショップのフォーラムでご一緒しただけなのに、覚えてくれていたようで、少し嬉しかった。
そういや、同じワークショップに来ていた人にも、この会場で会った。この方は、デザイン系の学校の展示ブースの監修をなさっていた。
それにしても、世の中狭いものだ。そして、自分も、その狭い世の中の一員になっている。

食事を終え、いろんなブースを回る。
ふと、目についたのは、タニシのいる、田んぼの標本だ。
このブースでは「自然耕」という、方法で、稲作をしているという。
通常の、オーガニックといわれる有機農法では、化学肥料など、無機肥料や農薬を使わないということなのだが、ここは、田んぼを耕すという事をせず、自然な田んぼを作るという方法だ。
しかも、もう、15年も続けているという。
自然の田んぼにすることで、メダカやタニシなど、様々な生き物が住み着き、そのために、意外に、病気に会わずに、稲が育つそうだ。そして、収穫を増やすために、土の力を損なうことがなく、常に、いろんな生物によって、栄養が補給されるために、安定して成長するそうだ。
それまでに、5年ぐらいは、かかったという。
8月にタイに行ったとき、有機農法を使った実験田の撮影をしたが、小さな魚は泳いでいたが、病気にやられて、少し、稲の成長が遅れていた。有機農法は、オーガニックという付加価値のある商品であるが、それだけに、失敗が多いのだ。
有機農業が安定するためには、5年は、かかるみたいなので、なんらかの方法で、タイの有機農業をしている人に伝えて、続ける勇気を持ってもらいたいと思った。

さて、このブースでは、「無耕米コシヒカリ」の販売を行ってもいた。
1キロ500円ということで、普通の値段で売っているのがうれしい。
しかも、このお米、冷えてからもおいしいというのが、ウリだという。
あまりにも美味しそうだったので、玄米の購入を予約してしまった。

うーん。滋賀県の甲良町のお米で、お米に目ざめたのだが、ここでも、美味しいお米に出会ってしまった。
精米器も買ってしまったし。
米道楽が進みそうな今日このごろ。





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最終更新日  2004.12.20 02:19:08
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