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テーマ:スローライフ(923)
カテゴリ:生きること、自然、そして、環境
「食育」「正食」「オーガニックフード」「マクロビオティック」だとか、少し前の「グルメ」以外にも、いろんな食への追求や取り組みが広まってきています。
だけど、どこか、なんとなく、違和感を感じるのよね。 それは、最初の発想の時点では違ったかも知れないが、いつの間にか、忘れられたものがあって、スペックオタク的な情報だけが、時にはヒステリックなまでに、エスカレートした形で情報が出回っている事が多いように感じるからです。 その、忘れられたものとは「美味しい」とか「まずい」とか「食べたい」「食べたくない」という「身体感覚」なんじゃないかと考えています。 今の日本では、ストレスや偏食の影響などで味覚異常が多いと言われていますが。ストレスや偏食以前に、情報に惑わされて「美味しい」「マズイ」と感じる自分の身体感覚を信じられなくなっているのでは無いかと感じています。 たとえば、「注文の多い料理店」じゃなくて、「能書きの多い料理店」なんかが、最近増えていますが。 どこどこのお米を使っている。誰々が作った野菜だ。などと、たくさん書いてあるけど、だから、それが美味しいとは限らない。しかし、その能書きがあるからこそ、そのお店が美味しいと思って食べている人が多いような気がしています。 有名店の蕎麦屋などで、食べる前から、いろんな知識をひけらかして、喋りまくっている人なんかを、よく見かけますが、本当に、その人は、蕎麦を味わっているのかは疑問です。もしかすると、能書きという情報を食べているのかもしれません。 料理番組などでも、どこどこの何々を使って作っていますなんてのを、流す事で、美味しそうだと思わせる演出も多いのですが。それって、あくまでも、情報で。 本当に美味しいかは、食べた本人にしかわかりません。 そこで、ひとつ提唱したいのが「食欲教育」です。 私が、勝手に作りました。 食べるという感覚を、実感する教育をすることで、自分の美味しさの感覚を育てるというものです。 食欲を実感することで・・・ 美味しいという感覚は何か。 美味しいという実感とは何か。 また、食べたいと思う欲望は何か。 マズイという感覚は何か。 食べたくないという感覚は何か。 食べずにいられない感覚とは何か。 ダイエットにおけるストレスとは何か。 空腹とは何か。 美食とは何か。 ・・・・・ を学んでゆき、自分の考える美味しさを育てるのです。 そこで、身につけた、自分の美味しさの感覚があってこそ、食べ物にいつくしみを持ち、知識に埋もれずに、「食育」「正食」「オーガニックフード」「マクロビオティック」や「グルメ」というものが楽しめるのではないかと思います。 あなたは、「美味しさの感覚」を育てていますか? ちなみに、mixiにて「食欲教育研究会」という、コミュニティを作りました。 mixiの方はどうぞ。 http://mixi.jp/view_community.pl?id=95441 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.01.25 22:06:43
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