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テーマ:今日聴いた音楽(75554)
カテゴリ:生きること、自然、そして、環境
本日は、新宿のネイキッド・ロフトで「ヒーリングナイト」というイベントにて、タイ・カオラックの津波復興住宅で作られた民芸品の出店をした。
今回は、愛・地球博やモーニング娘。のイベントで一緒に出演した岡さやかさんの歌と演奏、ワークショップ、寿[kitobuki]ライブの豪華三本立てだ。 この他に、二人のヒーラーさんによるヒーリングコーナーが設置され。VJは、KOH TAOのVJを担当しているeeteeさんという感じで、やさしく、楽しく、命の大切さを感じれる時間が過ごせる企画だ。 そんな企画の中で、タイ・カオラックの津波復興住宅で作られた民芸品の販売を行いました。商品の魅力を見つけるのが上手な方も多かったこともあり。たくさんの方が商品を手に取って頂きました。 「通販をしたらどうなの」というご意見をたくさん頂いたのですが。手作りの商品なので、一つ、一つ、風合いが違うし。光線の感じで、いろんな見え方がするということもあり。通販にすると、思ったものと違う商品が届いたりする危険性もあるし。一つ、一つの商品に込められたストーリーを直接お話し出来ないので。なるべく、対面販売したいという気持ちがあります。 でも、取扱店を募集中だったりします。 ワークショップの一コマ。 身体を動かしながら、自分自身をいたわり、声を出して、声の調和により、共に癒されてゆきます。 岡さんの素敵な音楽、そしてワークショップで、癒した後は、沖縄民謡などが得意な寿のライブで盛り上がるという段取りです。 寿は、10年以上続いている、横浜の寿町のライブが有名で、その盛り上がり方は、ロックの歴史に残るものである。 横浜の寿町というのは、いわゆる日雇い労働者の街で。その労働者が楽しめるイベントとして、毎年8月にお祭りをしています。 そこに、寿という名前が一緒というのが切っ掛けで、出演する事になった。 路上のライブなのだが、会場の近くに酒屋があるということや、日頃のストレスなどもあり。とにかく、無茶苦茶盛り上がる。 興奮した観客は、ついつい過激になることもあり、ステージに上がってくることもしばしばで、それを、日頃から現地で、日雇い労働者の世話をしているNGOの職員が、うまく、ステージから下ろしていく様が見事だったりする。 それだけ、心が解放されているライブなのだ。 この寿町にも、韓国の人が来ていることが多いらしく。沖縄の曲が多い、寿に対し、懐かしい故郷の歌である、韓国の歌を歌って欲しいというリクエストが多いらしく。アリランをレパートリーに加えようと、歌詞を見たら、その歌詞の素晴らしさに感動して、歌うことになったのだそうだ。 指の包帯は、路上で中国人と韓国人が大ケンカをしていて、このままでは人が死にそうだと思い。ケンカを止めさせようとして乱入したら指を骨折していたのだそうだ。 寿のレパートリーは、島唄と言われる沖縄の唄、韓国の歌、オリジナルの歌もあるのだが、ちょっと面白い日本語の歌も披露された。 それが「前を向いて歩こう」という歌だ。 カンのいい人は、おわかりのとおり「上を向いて歩こう」の替え歌である。 実は、この歌については、オリジナルの歌詞を作った永六輔さんの許諾を得ているそうで。永六輔さんは、この歌詞を見て「今までで一番素晴らしい替え歌だ」と仰ったそうです。 歌詞は、ちょっと載せられないが。 涙がこぼれないように上を向いて歩くのではなく、涙がこぼれてもいいから前を向いて歩く。 もう、10年以上も前だけど、阪神大震災のボランティアバンドなんてのをやってたのだが、とにかくどこでも「上を向いて歩こう」を演奏するわけです。 でも、どうしても、どうしても、涙がこぼれちゃうんですよ。涙がこぼれないようにって思っても、ダメなんですよ。これが、本当に、つらいんですよね。コード進行表も涙でかすんで見えなくなってしまう。肩が揺れてしまうと、リズムも揺れてしまう。ボロボロです。 このとき、どれだけ、涙を流しても良いかと言われたら、楽だったろうかということを、この歌を聞いて、気がついた。 当時は「がんばろや」ということが、キャッチフレーズになり、ダイエーの買い物袋までも「がんばろや」と書かれている状態は。いろんなことが折り重なって、頑張れない人にとっては、見るたびに重荷になっていくというのと、似たようなものだろう。 このとき「がんばらなくてもいい」と言われれば、助かった人も多かったのではないかと思うんですよね。 そして、幸せは空の上ではなく、幸せは自分の胸の中にというのも、とても、幸せを大切にしているようでとてもやさしい。 極めつけに、ひとりぼっちじゃなかった夜ときたもんだ。 そうして、前を向いて歩く。 なんて、やさしい歌なんでしょう。 寿のHP http://www.kotobuki-nn.com/ このアルバムに入っています。 寿[kotobuki]魂 ラストは、出演者が総出演で盛り上がる。 今回は、前回と、全く違った、ヒーリングナイトでした。 さて、民芸品の売れ行きはまずまずだったのですが。 前回、買ってくれた方が、また来て買ってくれたのはとてもうれしい。 ちなみに、次回のイベントは、3/18の深夜0時(19日0時)より、ロフトプラス1に出店します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.03.01 04:41:10
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