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カテゴリ:生きること、自然、そして、環境
4/4の記事に書いた記事で、洗剤のCMで「パーム油は環境にやさしい」という、誤解を与える表現をした問題を書いたのですが。どうも、具体的な動きが出てきたようなのでお知らせします。
どういう点が問題なのかは、4/4の記事や地球・人間環境フォーラムのページなどをご覧下さい。 地球・人間環境フォーラム 「パーム油は環境にやさしい」と言わないで ライオン「新トップ」のCMに関する要請書を提出 http://www.gef.or.jp/today/060407_lion_cm.htm 以下は、プレスリリースの転載です。 ============================================ 【プレスリリース:2006年4月7日】 ■転送歓迎■重複した場合はご容赦下さい。 ============================================ 「パーム油は環境にやさしい」と言わないで ライオン「新トップ」のCMに関する要請書を提出 国際環境NGO FoE Japan、財団法人地球・人間環境フォーラム、日本インドネシアNGOネットワーク(JANNI)など8団体14個人は、本日、ライオンに対し、「新トップ」のCMに関して「パーム油=環境にやさしい」という誤解を消費者に与えるものとして、「パーム油を使用しているから環境にやさしい」という表現を改めること、パーム油の原産地情報、及び環境社会影響を公表することを求めた要請書を提出した。 オイルパーム・プランテーションの急速な拡大は、東南アジアにおける森林減少の要因の一つとされており、大規模な森林生態系の転換、用地取得に伴う地元住民の権利の侵害、不適切な農薬の使用による水質・労働者の健康への影響、低賃金・危険作業等の労働問題などの環境・社会問題が生じている。今回、要請を行った団体・個人は、これらの環境・社会問題が生産地において依然として生じていることを踏まえ、問題を解決するためには、選択的なパーム油の購入など消費側においての取り組みが重要であり、「本CMのように一概にパーム油は植物由来だから環境にやさしいとするメッセージは、こうした取り組みを阻害しかねない」ことを指摘している。 パーム油は世界で生産量第2位の植物油であり、日本においても、マーガリン、即席麺やスナック菓子などの揚げ油、調理用油、洗剤、塗料、インク、化粧品などの原料として広く使われている。近年はバイオ燃料の原料としても有望視されている。 この件に関する問い合わせは下記まで。 地球・人間環境フォーラム Tel:03-3592-9735 満田夏花(みつた・かんな) e-mail: kanna.mitsuta@nifty.com ウェブサイト http://www.gef.or.jp/today/060407_lion_cm.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.08 00:57:31
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