代表百姓の日記

今の社長、馬庭くんは私に会社を譲ってどうするかというと、中国に帰るんです。

実は、馬庭くんは中国人なんです。
ただ、中国人の血は（おそらく）入っていません。ご両親ともに日本人ですし。

では、何故中国人なのかと言うと、彼自身が中国人だと思っているからなんです。
本人が言うんですから、間違いなく中国人・・・なのでしょう。

そう。誰だって、例え何処にいようと祖国のことを忘れることはないはず。
なので、中国に帰りたいという馬庭くんの希望を、誰も止めることはできません。

止めるどころか、中国に帰って日本語や日本の文化などを教え、伝えたいという夢が、彼にはあるわけです。
夢を応援しないわけにいきません！

そういうわけで、どういうわけだか菜の花鉄道をつくる会の新代表にはめでたく私が就任することになりました（笑）

で、その勢いで会社も引き継ぐことにしたかというと、実はそうではありません。
いづも屋という会社は、決して儲かってはいませんが、まだまだ可能性のある会社です。
他の会社の社長さんもそう思っていたらしく、当時（半年前）には買い手が見つかっていました。
その会社は地元でも優良な企業として有名で、私自身も社長を存じ上げていますが、とても立派な経営者です。
その方に引き受けていただければ何ら問題はなかったんです。

つまり、事業を引き継ぐのは馬庭くんを応援したいからと言うより、単に私がやりたいからなんです。