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代表百姓の日記

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2006/07/22
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カテゴリ:起業
私が師匠と呼んでいるのは、福島正伸さんという方です。
一方、心の中でオヤジと呼んでいる人物がいます。
それは片岡勝という人です。(実際は親子ほどには年は離れてませんが)

この人の深さについて話すと、あまりに長くなってしまうので、今日はその愛娘(単純な言葉で表せば、教え子のことを書きます。

その娘はたえちゃんといって、島根県の秘湯温泉津(ゆのつ)吉田屋という温泉旅館を継いだ若女将です。

その娘は、その旅館の娘でもなんでもなく、大阪からIターンしてきたんですね。

吉田屋は100年近く続いた老舗旅館ですが、後継者がいなかったんです。
というより、今の時代にはそぐわない重労働に、「子供には継がせたくない・・・いや、継がせられない・・・」という親心が働いて、結果的には廃業を待つだけの状態だったわけです。

でも、世の中皆が楽な仕事を求めているわけじゃないんですよね。
彼女は吉田屋にやり甲斐を感じ、それを継ぐことを決意しました。
そして驚いたことに、この話を聞きつけた学生たちが、続々と吉田屋を訪れ始めたんです。

過去の価値観が変わり始めてます。

キツイ=(イコール)苦しい=嫌だ!

なんていう時代は終わりました。
若者団塊の世代も私のようなプチ中年も、生きる価値を求めてるだけなんですよね。

こんな時代だからこそ、一時はダメだと言われた農業も、キツくてつらい旅館の女将という仕事も、煌く仕事と感じられるものになって来たんではないでしょうか。

起業、いわゆるゼロからのチャレンジにこだわって来た私ですが、後継創業という、古くて新しいカタチもかなり可能性が高いものではないかと考え始めてるんです。

なぜ起業が大事かというと、イノベーションが必要なわけです。
経済活動を活発に続けるためには、新陳代謝とか自然淘汰とかが、どうしても必要なんです。

逆に言うと、イノベーションは、旧態依然とした古い業界にこそ求められているのであって、ゼロから始めることが大事なわけではない。

なので、これからの起業には後継創業
これって結構イケるような気がするんですよね。


そもそも私自身が後継創業ですし。
とっても良い時代です。
















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Last updated  2007/01/25 01:40:52 PM
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