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2020/09/27
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 問題の本質に気づけなくなっていることが確実となった以上、過去の環境条件を取り戻すことは最早不可能だと断言せざるを得ない。天然ガスを燃やす暮らしから離れられなくなっているのは、人類にとって当該資源と出会ったことで得た、それが宿命の如きものと今やなっているからに外なるまい。温室効果ガスの消費を減らすことが努力次第で可能となる、と考えることそれ自体がそもそもの間違いであったのだ。国連が嵌り込んた抜け出ることさえ思いつけなくなっているその状況こそ、気候危機をこの惑星へと連れてくるという、だれも望んでいなかった不幸な結末を現実のものにしたのである。

 

気候変動防止対策を推進するという理由でCO2削減だけでなく、天然ガスの消費削減をも義務として受け入れなければならない、ということなのだから料理は固より入浴することさえもが制約され、暖房を惜しみなく使って快適に過ごす冬の楽しみも、世界は必然的に諦めなければならなくなることだろう。

 水蒸気の持つ規模の大きな温室効果こそが、降水量を異常に増やしてきた原因となっていたのであり、そのために洪水を生み出しては地形を強制的に変えるようになっていたのだ。液体の水は100℃で沸騰してしまうが、気体の水となった蒸気は数千度もの高温を維持しながら、その状態を保ち続ける能力をもっている。

 

水を分解するには自然界にはない人工的な電力を用いるか、地球の熱であるマグマがもつ高温を利用しなければならない。人間の生活圏に於いては、液体の水を沸騰させるためには、その温度が100℃という限界を突破しなければならない、ということになっている。原発がメルトダウンして引き起こした水素爆発は、当初水蒸気爆発と呼ばれていたのだったが、起きていた反応プロセスは同じであり差異はなかった。
 
 この水蒸気爆発を人為的に引き起こすためには、2000℃を超える高熱を外部要因として与える必要があるため、その温度レベルを超えるためにはマグマの熱か、核分裂反応による熱暴走を主因とするメルトダウンが必要となる筈だ。
 

水は液体・気体・固体の三態に従う性質をもっているのだが、火山の爆発である噴火を除けば、自然条件の下では絶対に分解することはない。水の持つこの特異な性質というものが、地球を水の惑星とそう呼ばせている。

 水を元素分解するためには、第三のエネルギーが別途必要だということなのである。一旦地表にできた水はそれ以降自然に分解することはなく、水の状態を永遠に保ち続けることとなる。これが降水量の急激な増加となって、気候変動を惹き起こしていたのだったが、国連が環境復元対策運動の方法選択を誤っていたために、人工の水を大量に生み出し続ける状況を発生させてしまったのだった。

 

化石資源を燃やすとこれまでなかった水が大量に生み出されることとなり、安定していて分解しないという水の持つ特性を知らずにいる国連の文官たちが、温室効果にだけ囚われていたということが、水害の発生を予見できずに見逃がすこととなったのだった。
 化石資源の特徴はそれが炭化水素という形式で成り立っている、というその事実。炭素と水素の化合物でできている地下資源を燃やすと、窯の内部で地表の空気と反応して、そこに無かった酸素化合物が大量に生み出されることとなる。その中核となっている物質がメタン、CH4という化合物なのである。

 

このため地下資源を燃やすと多くの場合、このメタンが分解されて酸素分子と結びつき、炭素Cは酸素O2と化合してCO2となるその一方で、四つある水素Hは空気中の酸素O2と結びつき、二つのH2Oを同時に作り出すことになっている。こうして人工的に作られた炭化水素の酸化物は、地球の持つ水の絶対量を増やし続けることとなり、降水量の異常な増加が年々再々、高まっていくようになってしまっていたのであった。

 

問題はこの時派生した酸素化合物であるCO2の質量が空気より重く、同時に生じたH2Oの比重が空気より軽いものであるというそのことが、水のガスである水蒸気に気化熱を奪わせて上昇するよう促し、潜在状態となっている位置エネルギーを抱え込み、CO2をそれがもつ重さの故に海面や地表へと落して消す、という経過の事実を誰もが見えなくなっていることを忘れていた。

 このため気候変動の原因はCO2以外に存在しない、とそう堅く信じ込むようになってしまっていたのであり、それが実効なき温暖化防止対策という評価を確定させた。こうして降水量の増加は次第に高められていったことから、それが洪水の多発となって氾濫や決壊を引き起こすこととなり、山塊を崩落させて押し流す破壊エネルギーを高めさせていたのだった。

 地球の海面水位はこうして緩慢に増加し続けることとなったのであり、洪水を多発させながらその一方で乾燥した空気を地表へと圧しつける高気圧を優勢にして、山火事発生の原因になるという、世界規模で起きている一連の経過を成り立たせるものとなっている。

地下資源を大量に燃やしてきた文明が、気候変動を地表に与えて自らの生息環境を劣悪化させていたということなのである。この燃焼炉の内部で起きた反応が起点となったことにより、温熱効果のもつ水の変態の相変異を利用して水蒸気を更に加熱し、高い熱効率で蒸し料理の種類を多彩なものにし、様々な調理法を世に生み出してきたその理由ともなっていた。水蒸気のもつ温室効果能力の高さは、したがってCO2の比ではないほどのレベルとなっていた。

 

CO2の温室効果は一過性の熱を短時間保持するだけで、安定した温熱効果を地表へと与えつづける能力を本来もたない。この違いを国連が見失っているというそのことが、温暖化防止対策を無駄な投資へと振り替える結果となった。CO2の温熱効果は水蒸気のそれと比べると比較にならぬほど低く、短時間しか続かないものなのだ。それはCO2が空気の質量より重かったため、地表か海水面へと落ちてしまっていたからなのだ。空気中に長時間漂っていることができないCO2に、温暖化を惹起せしめる能力は初めからなく、その性質の違いを理解していなかった国連の文官たちが、我田引水的に曲解して世界中を錯誤へ巻き込み、実効不在のCO2削減運動であることを理解しないで、無駄な努力の遂行を世界中にけしかけたのは既に明らか。

 

世界は未だ、この経過の意味を知らずにいる。豊富な知識をもっていながら、その意味を理解することがまるでできない。比重の差をドライアイスの白煙として見ていながら、そのもつ意味を見失っていることにさえ気づかない。これが教育の高度化したその結果、であるとは決して考えることはない。この不在化した思考力が知を劣化させ、判断能力を失わせて批判精神さえ圧殺したのだ。温暖化防止対策がおしなべて無効となってしまっていたのは、思考力を失って判断能力が衰えたことによって、批判精神の欠如となって顕在化したその酬いの表出。温暖化を生んだのは紛れもなく人間なのだが、止まらなくしたのもまたニンゲンなのだ。だが文明は温暖化を引き起こした原因物質はCO2以外になく、排出量を削減すれば温暖化が止まる、と頑なな姿勢で長期間そう決めつけていた。

 

国連が犯した過ちは、いかにも罪深い。温暖化は一向に止まらない状態でありつづけ、パンデミックで人の往来がぱったり途絶えた今年、航空機のエンジンから吐き出された高層域のCO2は大きく減ったが、真犯人である水蒸気は地球全域で絶え間なく生み出されていることから、気候変動要因はいつまで経っても存在し続ける。気候危機は今後より一層深刻な問題となり、文明にとって越えがたい壁となって、行く手に立ち塞がり続けることとなる。

 

天然ガスを燃やす行為はそれがどういうものであるにせよ、自然界には無かった人造の水を大量に生む行為となったのだ。メタン、プロパン、ブタン、オクタンなどの炭化水素のすべては、水素を含んでいるため燃焼の酸化作用で、炉内で液体と気体の水H2Oを同時生成することになっている。

このところの降水量の異常な増加は、化石燃料を大量に燃やして得た酸化反応が生み出したものに外ならず、炭化水素を長期間大量に燃やし続けてきた文明の過去が、ついに臨界点に達したという事実を指し示す負の結果。問題は錯誤した判断を下した国連の咎の所在と行方にあり、事実関係の確認を怠ったすべての知識人の認識の不始末にある。

CO2排出量が少ないことでクリーンエネルギーだとされている天然ガスを、世界中で積極的に燃やすようになった1990年代頃から、洪水の発生率が異常に増えるようになっており、その変化は地域を問わない普遍的な傾斜、となって今に祟るこのご時世をつくりあげていた。






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最終更新日  2021/02/12 05:25:57 PM
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