先週の大統領の宣誓式は、前回の選挙が大変だったのでまだ心配されていたのですが、無事に終わりその後の混乱もなく新政権が始まりました。調べてみると前回の後に、大統領の権限縮小や、地方主権、三権分立や二院制、婦人枠など民主主義を進める新憲法の国民投票が大多数の賛成で成立していて、今回はその初めての選挙なので、結果の期待が大きいのではないかと思います。TVでも婦人枠の女性議員と政府側のディスカッションの中継がありましたが、皆さん堂々と主張されていて気持ちが良かったです。
政策の目玉として、44省庁を18省庁に統合、出産の費用の国費負担など書かれていましたが、ICT推進施策として小学校1年生120万人にソーラー付のラップトップを配布するとありました。(新聞によるとe-Bookの様なものではないか?)以前より始まっている英語の授業も含め、人材育成に重きを置いていると感じます。尚、全人口は日本の3分の1ですが、1年生の人数は日本より若干多いようです!
現在は私のいるICT学部がある大学でも、この前の休暇申請は、懐かしいカーボンペーパーを挟んでの2枚の手書きで、学部長に直接サインをもらわなければならないというICTとはかけ離れた環境ですが、携帯が爆発的に普及した様に、浸透は早いかもしれません。教える人材の問題はありますが。
TVでも真面目に政治が議論されているように思えます。少なくとも、政治家の失言や個人スキャンダルが大きく取り上げられるような国と比較した場合ですが・・
(写真は、マサイの土産人形。本文とは関係ありません)