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カテゴリ:河野氏と湯築城
湯築城は以上概観したように、南北朝の戦乱期に道後平野における北朝方の軍事拠点として築かれ、戦乱が治まった後には河野氏の本拠となり、更に戦国期に入り拡張・強化された。このように湯築城の歴史は三つの段階からなり、前後250年間にわたって存続し、第二期・第三期は伊予の守護河野氏の本城として機能した。湯築城が時代の変遷に伴ってその機能を対応させて、長きにわたって伊予の中心としての役割を果たし得たのは、何よりも立地条件に恵まれたことによると考えられる。その立地条件をを考察して行くに当り、説明の便宜のため三つの段階を第一期、第二期、第三期と呼ぶことにする。
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Last updated
May 4, 2005 10:17:33 PM
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