テーマ:地元再発見!(887)
カテゴリ:地元339
NHK大河ドラマ「どうする家康」にあやかり、埼玉県越谷市では、家康とのつながりをPRして地域を活性化しようと、官民をあげて取り組んでいる。
「徳川家康ゆかりの地 越谷市」。市の施設や市内の東武鉄道6駅では、4月から、こんなキャッチフレーズが表紙に記されたリーフレットが配られている。 市が「こしがや家康マップ」として作ったもので、A4サイズで4ページある。写真と地図、説明文で、市内にある家康ゆかりの場所やグルメを紹介している。 市によると、家康は関東平定後、民情視察などを兼ねてたびたび越ケ谷郷(現在の同市)周辺を訪れ、タカ狩りを楽しんだ。 表紙に掲載した「越ケ谷御殿跡」は、家康らが滞在するために慶長9(1604)年に御殿が設営された場所だ。建物は現存しないが石碑があり、近くには「御殿町(ごてんちょう)」の地名が残る。 ほかに、家康が馬をつないだとされる市天然記念物の巨木「駒止のマキ」がある林泉寺や、家康が着たとされる夜具のある大聖寺、特産の「太郎兵衛もち」や「鴨(かも)すき」といったゆかりのグルメも紹介している。 広報シティプロモーション課の宮城美由紀課長は「多くの人が見る大河ドラマをきっかけに、越谷の隠れた歴史に関心を持ってもらいたい」と狙いを話す。 市は、家康との縁の深さをアピールするキャッチフレーズと、徳川家の家紋「三つ葉葵(あおい)」を入れたのぼり200本も作成。公共施設に掲げている。 市観光協会は、例年制作している「田んぼアート」の今年の図柄を、家康にすることに決めた。 市在住の漫画家てしばまさみさんにデザインを依頼し、笑顔の家康と、市特産品などを、色とりどりのイネで表現することになった。6月3日に田植えをする予定で、7月下旬~8月中旬には近くの展望台からアートが楽しめるという。 市内の歴史愛好家も動き出した。「旧日光街道・越ケ谷宿を考える会」は4月末に、「徳川家康新聞」を創刊した。創刊号はA4判8ページ。ゆかりの地に関する詳しい情報のほか、家康が越谷に与えた影響を解説した記事などを掲載している。 記事を執筆した宮川進さん(84)は「もっと多くの人に功績を知ってもらいたい」と話す。同会は、年内に20号まで発行することを目指している。地域の歴史講演会や地元のラジオなどでも、家康と越谷のつながりを伝える予定という。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月26日 18時50分05秒
コメント(0) | コメントを書く
[地元339] カテゴリの最新記事
|
|