カテゴリ:ギター関連
ご存知フェンダー・テレキャスターです。
何年製かはよくわからない。それはどうでもよい! よーく見るとちょっと何かが違う、ノーマルではない感じがする。 そうです、弦が1本足りない。6弦がないのです。 これはわざとそうしてあるのですよ、はずしてあるのです。 ここでその道のマニアは、「あなたもそうなのですね! 分かるよ、そうしたい気持ち」と言ってくれるのではないか、そういう方もいらっしゃることと期待してのブログです。 「なんのこっちゃ? わけわからんぞー!」という人もたくさんかと思いますので、ちょっと説明させてください。 実はこれ、あのモンスターバンドのギタリスト、ローリングストーンズのキース・リチャーズお得意のギターの物まねなのです。 5弦のオープンGチューニング(5弦からG・D・G・B・D)というその世界では、とっても有名なものなのです。 オープンチューニングというのは、開放弦のままで和音になっている状態を言うのですが、アメリカのブルースマンたちが好んで始めたと聞いています。間違っていたらごめんなさい。 でも彼らはみんな6弦とも張って使っています。 ところがキースときたら「俺6弦いらねー!」ととっぱずしてしまったのです。 こういったところが破天荒というか、なんちゅう発想の持ち主や! と首をひねったり、感心したり、とても彼らしい独自のスタイル。常識でものを考えないところがすごいなー。クリエーターなんだね。※後に彼は、最初から5弦しかないギター(メーカーはゼマイティス)をオーダーしたりもしています。 「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」や「ホンキートンク・ウイメン」「ストリート・ファイティングマン」「ブラウンシュガー」などなど数え上げればきりは無いが、これらの楽曲がオリジナルで作られたときは、ノーマルチューニングのギターで演奏していたと思う。 ところが中期以降のライブではこれらの曲を、オープンチューニングギターを多用して、よりパワーアップし、ブルージーになり、どんどん名曲の度合いを高めているように感じています。 デビュー当初から何かと物議をかもしてきたグループとされていますが、それも意図的につくられた事との説もあり、よくわかりませんが、ロックバンドの中ではもっとも息の長いグループ、還暦はとっくの昔に越えているのにあの力強さ! 感服も敬服もいたします。 彼らのライブ映像を見るごとに「キース・リチャーズになりたいなー!」と夢見心地です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ギター関連] カテゴリの最新記事
|
|