カテゴリ:科学関連
植物の茎に対する葉の並び方のことを「葉序(ようじょ)」といいます。
普通の葉序は、一つの節に一枚の葉がつく場合で、これを “互生葉序” というのですが、互生葉序は多くの場合、葉は茎の周りに螺旋(らせん)状に配列することになるので、螺旋葉序ともいうのです。 この螺旋葉序を茎を中心として真上から見ると、葉の出かたが少しずつある角度を持って、螺旋状に配列されて出てきます。 この1枚目から2枚目、2枚目から3枚目と、配列が規則正しくある決まった角度で葉を付けるのです。 その角度は不思議な事に、必ず “137.507…度” だというのです。 この角度のことを “黄金角” とか “黄金角度” なんていう呼び方をするのです。 かなり前に「黄金比率」について書いたことがありますが、これはそれの角度版といえるでしょう。 円周360度を黄金比率(1+√5÷2)に分割すれば、1:1.618…=137.507…度:222.492…度 という事になるのです。 私はこの事実を初めて知った時は、 一瞬鳥肌が立ちました。 なんという自然の不思議さ、崇高さ、人間業の遠く及ばない世界のような気持ちにまでなってしまいました。 なお、この角度で葉を付けることが、最も無駄なく効率よく日光を受けることができる配列の仕方だというのです。 多くの植物達は、この事実を自然に学んで知っていたのです。 なんというか、自然界の “凄み” を感じてしまいます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.14 21:40:50
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