門外漢のねごとたわごとひとりごと

大阪天神橋筋商店街の六丁目に　“天六食堂”　という名の　“めし屋”　がある。

この店は　“食事処”　とか　“レストラン”　とかいう呼び名は相応しくない。

ここは　“めし屋”　である。

こういう呼び名だからといって下に見てはいけない。

店は綺麗だし、愛想は良いし、食い物はそこそこ美味しい、中でも特にご飯が美味い、そして何よりも値段が安い。

だからいつも時分時を外しても、結構お客が入っていて繁盛している。

地元商店街で働く人たちが、昼ごはんを食べにくるのだろう。

この食堂は『まいどおおきに食堂』というフランチャイズチェーン店で、“地名＋食堂”　でお店のネーミングとしている。つまり天神橋六丁目にあれば『天六食堂』となるわけです。　

このチェーン店は、お米と卵焼きにこだわりをを持っていて、お米は毎日その日の分だけ精米しているそうなのです。おまけにご飯は、小盛りでも中盛りでも、さらには大盛りでも分量の多少に関係なく均一料金なのですって。
　　　　
システムは基本的にカフェテリア形式ということですが、後で調べてみるとどうも　“卵焼き”　だけは別扱いで、必ず注文を受けてから調理するという懲りようなのです。

昼ごはんは、私はこういう気取りの無い、ざっくばらんな、それで美味いものを出す　“めし屋”　で食べるのが大好きです。

格式の高い割烹や有名三ツ星レストランなんかも、たまにはいいと思い生ますが、箸の上げ下ろし、ナイフフォークの使い方まできっちり見られているような気分になってしまうのが、ちょっと堅苦しいなと…。

このお店の壁面に、創業当初と思しき大きな古い店舗写真が飾られておりました（写真下）。