海外へ行った時に気づいたことのひとつに、ホテルのロビーや今や珍しくもなく駅ピアノや空港ピアノなんかをあちこちで見かけたが、その内のかなりの数のピアノが『YAMAHA』だったこと。
世界中にピアノのメーカーなどいろいろたくさんありそうに思うのですが、ほぼ『YAMAHA』一辺倒と言ってもいいくらいの普及でした。
これはおそらく、”申し分のない品質” でありながら、名にし負う『スタインウェイ』や『ベーゼンドルファー』や『ベヒシュタイン』などと優劣つけ難いとされ、多少なりともコスパに優れているということだろう。
『YAMAHA』ピアノを使っているクラシックの超一流ピアニストのミケランジェリやリヒテルが絶賛して、全世界的に認知されることになったのは有名な話です。
いまやクラシックのみならずジャズやロックなどあらゆる音楽シーンのミュージシャンの『YAMAHA』ユーザーは、もう数えきれないくらいいる。
中でもジャズ・ピアニストで、日本国内よりも海外で有名な『上原ひろみ』さん(海外では『HIROMI』)は、ヤマハのグランドピアノ以外は使わないのです。
改めて考えてみると『YAMAHA』という会社は、ピアノだけでなくいろんなものを作っているというか、それも楽器のみならず音響機器(オーディオ・ヴィジュアル)、スポーツ用品、自動車部品の製造発売までもを手がける多角的なメーカーであることを認識させられた。
検索して調べたところ、<<1969年にピアノ生産台数で世界一となり、販売額ベースで現在でも世界首位である。このピアノ以外の楽器でも、小学校の音楽教材用楽器から弦楽器全般、金管・木管楽器全般、打楽器全般に至るまで100種類以上もの楽器を生産する ”世界最大の総合楽器メーカー” である>> とありました。
そのほかに <<オートバイやモーターボートや船外機なども製造するヤマハ発動機も、もともとは同社の二輪部門から独立したものである>> とも。
『YAMAHA』のロゴや音叉のマークなどは、我が家では古くから馴染みがありました。
まず、何10年も前に買った我が家のアップライトピアノはYAMAHAで、わたしが2番目に買ったフォーク・ギター『FG-350』がYAMAHA。初めて買ったエレキギター『SG-85』もYAMAHA。アコースティックの12弦ギター『FG-2500』もYAMAHAです。
まだある、当時海外ミュージシャンの間でシンセサイザーの名器との評判だったYAMAHA『DX-7』も、最近でこそほとんど触ることは有りませんが、当時はよく弾いて遊んでおりました。
因みに、『YAMAHA』は、日経平均株価の構成銘柄のひとつです。